ディズニーストアから、ミッキーマウスが自然の中でアウトドアを楽しむ様子をデザインしたバッグが登場。総合アウトドアブランド「Columbia」との共同企画商品が発売されています。Columbiaミッキー柄バッグColumbiaから、ミッキーの総柄ショルダーバッグが登場しました。自然を楽しむミッキーが、アウトドア感を演出するデザイン。シンプルな線画で、山や川で過ごすミッキーが描かれています。ショルダーベルトは取り外し可能で、旅行時はポーチ、バッグインバッグとしても使用できます。バックパックバックパック 12,800円(C)Disneyバックパックもミッキーをデザイン。Columbiaのロゴが際立つブラックのバックパックには、下部にさりげなくミッキーがデザインされています。バックパックは人気のPANACEA(パナーシア)シリーズ。メインスペースには日常使いに嬉しい、PC対応のクッション入りポケットを備えています。ほかにも小物収納に便利なポケットを搭載。背面はクッション性と通気性に優れた仕様になっています。※ 記載価格はすべて税込みです。※ 品切れの際はご了承ください。※ 商品のデザイン、価格、発売日、販売店舗、仕様は変更になる場合がございます。ディズニーデザインの「最新バッグ」大特集!可愛すぎるトートがこんなにいっぱい♪(画像あり)()【ユニクロ×ディズニー】これは買い!「可愛くて機能的な新アイテム」は4種のデザイン♪【全部いい感じ】()【ディズニー新ホテル】えっこれも貰えちゃうの!?「限定アメニティ」が豪華すぎ可愛すぎ♪【ファンタジースプリングスホテル】()
2024年06月02日ラングドシャをロール状にした代表菓子「シガール」で知られる「ヨックモック」。2024年8月に55周年を迎えるにあたり、さまざまなキャンペーンを展開しています。そんな55周年記念企画のひとつが、現在東京・表参道にて開催中のポップアップショップ「クッキーのアトリエ」。クッキーを通して人と人がつながる時間を提案する空間となっています。店内の様子や、ここでしか食べられない限定スイーツをご紹介します!「ヨックモック」の期間限定ポップアップショップ「クッキーのアトリエ」リアルでのつながりが希薄になった現在、ヨックモックが大切にしてきた「人と人とのつながりをデザインし、おいしさと笑顔が友にある世界を創る」という想いを表現するためにオープンしたという「クッキーのアトリエ」。「お菓子の創造性をたくさんの人へ届けたい クッキーの常識を超えて、その先へ」というコンセプトのもと、今までのヨックモックのお菓子にはなかった新しいクッキーが登場しています。また、アトリエの空間デザインを手掛けたのは、アートエージェンシー「ヘラルボニー」。「“普通じゃない”、ということ。それは同時に、可能性だと思う」という理念を掲げ、アートの力で障害のイメージを変え、どんな人もありのままに生きられる社会を実現させようとしている“福祉実験カンパニー”です。アトリエを彩るのは、ヘラルボニーとライセンス契約を結ぶアーティスト、小林覚さんによるオリジナルアート作品。重度の知的障害がある小林さんは、文字を独特の形にアレンジしして書く造形表現で唯一無二のアートを生み出し続けています。今回のアートを描くにあたって、小林さんは「クッキーのアトリエ」で提供されるお菓子を試食。そこから得たインスピレーションをもとにアートを完成させました。まずは、小林さんもあっという間に完食したという今回のお菓子が一体どんなものなのか、実食レポートでご紹介します!「クッキーのアトリエ」で提供される限定スイーツ&ドリンク1:二層の食感が新しい!「クッキーパレット」【クッキーのアトリエ】「クッキーパレット」各500円、「クッキーパレット キャラメリゼ」各700円(税抜)ここでしか食べられないヨックモックの新しいお菓子が「クッキーパレット」。色と色を掛け合わせて新しい色を作っていくパレットのように、二層の食感の異なる生地を重ねてフルーツや野菜というフレッシュな素材を組み合わせた、今までにないお菓子です。土台となっているのはパイ生地やタルト生地。そこにしっとりとした厚みのあるクッキー生地を重ねているので、異なる食感が楽しめるというわけです。さらにクッキーというよりケーキのようにも見えるのは、オレンジやベリーといったフレッシュな素材がたっぷりと飾られているから。最初に、「クッキーにトマト!?」とビジュアルから驚きが大きい「ルージュ(トマトチーズ)」をいただきました。パイとクッキーの組み合わせがまずしっかりと食べ応えがあります。チーズとトマトがトッピングされて塩味やさわやかな酸味がプラスされ、スイーツというよりしっかりとした食事系の味わい。生菓子ではなく焼き菓子にフレッシュな素材をあわせるという新しさもあり、あまり食べたことのない食感でヤミツキになります。土台の甘さにトッピングの塩気があわさって、甘じょっぱさも楽しめます。ほかに、2種のショコラ生地をオレンジとともに焼き上げた「オロンジュ(ショコラオレンジ)」、ブラックベリーとラズベリーをのせてピスタチオを散りばめた「ヴィオレ(ダブルベリー)」があります。全部気になる……!2:アイスクリームと共に「クッキーパレット キャラメリゼ」【クッキーのアトリエ】キャラメリゼの実演今回、5種類の「クッキーパレット」のうち2種類は、ゲストの目の前でキャラメリゼし、冷たいアイスを添えて提供される「クッキーパレット キャラメリゼ」です。こちらはイートイン専用です。しゃり、ジュワっとしたりんごの食感に香ばしさを加えた「ドレ(アップルシナモン)」と、クッキー生地にチョコチップを練り込み、バナナと共に焼き上げた「ジョーヌ(バナナショコラ)」の2種類。いずれも、キャラメリゼが絶対に合うと食べる前から確信できる素材ですが、お味は果たして……!?「ジョーヌ(バナナショコラ)」をいただきました。ねっとりした甘さのバナナは、表面がキャラメリゼによってカリッとした香ばしさも。チョコチップ入りの生地はタルト生地ともあわさってややかためのバリッとした食感で、やわらかいバナナと好相性! 食べ応え抜群で、ひと口でも満足感があります。とろけるバニラアイスと一緒に食べると至福の味わいです。老若男女問わず好まれそうな、間違いのないおいしさでした。3 :クッキーにあわせたい初夏らしい爽やかなドリンク3種クッキーパレットとあわせていただきたいのが、涼しげな色あいが目を引くドリンク。ブルーが「バタフライピーティー」、イエローが「レモネード」、レッドが「ハイビスカス&ローズヒップティー」となっています。いずれもクッキーパレットの味と香りを邪魔することなく引き立てる爽やかなドリンクで、夏に向けて暑くなってきた今の季節にぴったりです。筆者は「ハイビスカス&ローズヒップティー」をいただきました。ほどよい酸味があり、甘みはほとんどなく口の中をさっぱりとさせてくれるため、クッキーパレットとの相性は抜群! 見た目も華やかで、クッキーパレットと並べたときの写真映えも間違いなしです。4:金曜・土曜限定!デセールとペアリングドリンクのセット「デセール ドゥ ラ ラングドシャー」金曜と土曜の17:00~20:00(L.O.19:00)限定で、特別なデセールが提供される「クッキーの夜会」も開催されます。ここでいただけるのは、ラングドシャー×創造性をテーマに、食感も見た目も楽しめるデセール2品に、ペアリングドリンクがついたセット「デセール ドゥ ラ ラングドシャー」。シガールをほうふつとさせるラングドシャーのデセールにいちごのアイスやフレッシュな柑橘を添えた一皿です。スプーンにのっているのは、プティサイズのラングドシャーにアールグレイ風味のチョコソースを閉じ込めたスイーツ。ぜひ仕事帰りやお休みの日に立ち寄って、特別なひとときを満喫してみて。おいしいスイーツとともにアートも楽しめる空間【クッキーのアトリエ】2階のウォールアートさらに、2階のイートインスペースの壁には、大きなウォールアートが。ヘラルボニーのアーティスト・小林覚さんが「クッキーのアトリエ」のコンセプトを用紙いっぱいに描いたオリジナルアートです。小林さん自身が体験したお菓子のおいしさや幸福感を織り交ぜながら表現したのだそう。アートを近くでよーく見てみると、「菓子」という漢字など、コンセプトの文字がつながれているのが見てとれるかもしれません。文字がアートになっているという独特の表現を、ぜひ間近でじっくりと見てみてくださいね。また、こちらの巨大なウォールアートは、「クッキーのアトリエ」で体感した色を、思い思いに塗ることができます。こんな大きな塗り絵ができるなんて、なかなかない機会。子どもはもちろん、大人もきっと楽しく思い出に残る体験になるはずです。オープン直後からすでに大好評につき、訪れるタイミングによってはウォールアートがすべて彩色されているかもしれませんが、その場合はカードへの彩色体験を案内してもらえるそう。おいしいお菓子を食べながら、ここでしかできないアート体験を楽しんでくださいね。なお、こちらのアートの原画は、55周年のヨックモックのテーマである「共につなぐ、未来へ」の文字をつないで色付けしたオリジナルアートと共に1階のレジ前に展示されています。ヨックモックの「クッキーのアトリエ」は、2024年6月6日(木)までの期間限定。今、ここでしか体験できない特別なスイーツとアートを、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。文=Mami Azuma<開催概要>「クッキーのアトリエ」会場:BAKERY CAFE 426 OMOTESANDO日程:2024年6月6日(木) まで時間:日~木曜11:00~18:30(L.O.17:30)金・土曜11:00~20:00(L.O.19:00)※クッキーの夜会は金・土曜17:00~20:00(L.O.19:00)限定開催mont-bellの「軽すぎバッグ」がめちゃ重宝!超コンパクトに折りたためるのに収納力あり♪(正直レビュー)()ユニクロ新作「おしゃれな4wayワンピ」着てみたら…間違いなく上品見え!大満足レポ♪(正直レビュー)()タカノフルーツパーラー「120分フルーツ食べ放題」が贅沢すぎる…!しかも、アフタヌーンティー付き!()
2024年06月02日Text:石角友香Photo:吉田圭子たかはしほのかと海の新体制となって初めてのシングル「キラキラの灰」が人気TVアニメ「ダンジョン飯」第2シーズンエンディング主題歌に起用され、ストリーミングデイリーで50,000回再生を記録するなど、確実に新しいリスナーにリーチしているリーガルリリー。一度はなくしてしまった大切な存在を探しにいくというアニメとの親和性も高い歌詞、バンドのアイデンティティであるオルタナティヴロックサウンドはそのままに、より日常の延長線で聴ける軽やかさを纏った曲調に今の彼女たちのスタンスが伺える。2024年は結成10周年イヤー。バンドのこれまでとこれからをライブで表現する全国ツアーも毎年恒例、7月5日の「海の日」を起点にスタートする。しかも「海の日」は対バン企画で、その後は「わたしたち、はだしたち」と題したワンマンを展開。前向きに新体制を楽しむ様子のたかはしと海に現在のリーガルリリーについて話してもらった。――「キラキラの灰」はYouTubeの再生回数が早々に100万回を突破したり、サブスクのプレイリストにも数多くリストインしていますね。リーガルリリー「キラキラの灰」MV海(b)ありがたいことに。――新しいリスナーに届いている手ごたえはありますか?たかはし(g/vo)SNSで普段見慣れないような“パーティピーポー!”(笑)みたいなアイコンの方とか、あとは海外の方にも聴かれてるっていうのはうれしいですね。――以前「ハイキ」の時、テーマがある楽曲制作をたかはしさんは面白いとおっしゃったと思うんですが、今回はいかがでしたか?たかはし今回も楽しかったし、おもしろかったです。「ダンジョン飯」ってゲームみたいな要素が入っていて。私自身、幼少期からゲームに救われて生きてきたので、ゲームに対して音楽に近いものをちょっと感じるんです。そういうこともテーマにあるアニメのタイアップだったので、今まで以上にかつての自分に言ってあげたいなって思える大切な曲になりました。――ゲームの要素というとRPGっぽいということですか?たかはしそう。仲間とともにそれぞれの得意不得意を合わせて、4人ぐらいのパーティを作ってラスボスに立ち向かう形態みたいなものに憧れがあって。だからバンドを組んで音楽をやる形も好きなんだなって。音楽においても影響を受けてるんだなって思います。――海さんはゲーム要素で共感するところは?海私、ゲームはあんまりしなくて。大好きな「ぼくのなつやすみ2」しかしないんですよ(笑)。今回リーガルリリーが担当した「ダンジョン飯」はSeason2から、どんどんシリアスになってくるんです。で、仲間の絆がどんどん深まっていったり、大切なもの、なくしてしまったものとの向き合い方も色々変化して行く中で、「このタイミングでリーガルリリーが担当できるってすごくうれしいなあ」というのと、「これはなんか掴める気がする」というのは思いましたね。――掴めるっていうのは?海バンドとしてタイアップをしっかり掴みきれそうな予感がしたというか。それは作品との親和性もあると思うんですけど、タイミングよくいろいろハマって。今までストリーミングでどれだけ聴かれてるとか、アナリティクスみたいなものはあんまり見ないので不安だったんですけど、MVの再生回数とか月間のリスナー数とか目に見えるところにちょっとずつ反映されてきて、「もしかしたらちゃんと掴めたのかな」っていう気持ちにはなりました。――曲作りは何から始まりましたか?たかはしまず原作の漫画を読んで、自分の心が動いた場所や、自分が思っていた感情が漫画に描かれている部分を探していきました。その中で共通していた部分が一度手放してしまったものや、なくしてしまったものを助けに行くということで。過去に失ったものをダンジョンを進んで助けにいくってことが、昔の灰色がかった思い出に色が宿って今の自分の背中を押してくれてた気がして、私の現実の世界でも未来に進んでいくような感じがあったんです。それを曲にしましたね。――なるほど。去年リリースの「泳いでゆけたら」以降の曲にはリーガルリリーなりの軽快さを感じていて。新しいトーンかなと思ったんですけど、どうでしょう。海「泳いでゆけたら」以降、「17」とか「春が嫌い」とかは繰り返し何度も聴ける、いい意味で軽快なものというのは作曲中に意識していた気がします。それまでの大きい波のダイナミクスで1曲を作るっていうよりは小さい波で1曲、でも繰り返し聴けるっていうのは考えました。たかはしカップリング曲の「ゴーレムの涙」はリーガルリリーの新しい試みというか。私自身さっきも言ったようにゲームが好きなんですけど、ダンジョンに入っていく様をイメージして、ゲーム内で入口に入る時のような音を、曲の冒頭に入れたりしてるんです。その音はエレキギターを使って、ビットクラッシャーっていうエフェクトをかけてゲームっぽい音にしてみたり、打ち込みを入れてみたり。「ゴーレムの涙」っていうタイトルなのでちょっと涙みたいな音を入れてみたり、バンドサウンドではできないような色付けというか、音を使ってもっと情景を広げていくような、そういう新しい試みはしました。――「ダンジョン飯」の世界は2曲セットで表現してるんですね。海そうですね。「ゴーレムの涙」も「ダンジョン飯」のインスパイアソングなので。――大きなメッセージというか、リーガルリリーの曲には毎回喰らうわけですよ。でも最近の曲は割と日常的に聴ける軽快さがあるなと。たかはし私はそういう大きい曲って聴く前にちょっと身構えるフシがあって。リーガルリリーってそういう曲が結構多いと自分でも思っているんですけれど、もうちょっとスイッチオンするまで無意識にできるものというか(笑)、「ちょっと聴いてみようかな」ぐらいの曲を自分でも聴きたいなと思って。――そして今回、「ダンジョン飯」のコラボレーションの中でもアニメとのコラボムービーがあったじゃないですか?あの映像にはかなり感銘を受けました。TVアニメ「ダンジョン飯」×リーガルリリー「キラキラの灰」スペシャルコラボムービー(Feat. マルシル&ファリン)たかはしいいですよね。ありがとうございます。海何度見てもグッときちゃうのは間奏のギターソロのところで、マルシルとファリンの学生時代の回想シーンが流れるところですね。コラボムービーが公開されたタイミングもキメラになったファリンと対峙する放送回の直後だったので、「今はこうだけど昔はこういう思い出あったよね」じゃないけど、そういうのってすごく切なくて。もともと「キラキラの灰」もファリンに向けたマルシル視点の曲でもあるので、やっぱりぴったりハマるなって感じましたね。――マルシンとファリンっていう女の子ふたりなので余計に。たかはしね?(笑)、本当にこのタイミングで。海ちょうど(リーガルリリーが)ふたりになったタイミングだったし。――そしてYouTubeLiveには期間限定公開ですが「キラキラの灰」と「リッケンバッカー」の映像も上がっていて。直近のライブですが、自己評価としてはいかがですか?【期間限定公開】リーガルリリー「リッケンバッカー」YouTube Live in KIRAKIRAたかはし自己評価ですか?演奏してる時はあまり分からないんですけど、作品として見ると良いものができたなって思いますね。あとはなにより映像を撮ってくれた川崎さん(川崎龍弥 / ライブビデオ監督、写真家)のライブを伝える力というか、彼の目でその時のライブを撮っているわけだから、彼の目で見える範囲がすべてなんですけれど、彼はどんな世界でどんな目でリーガルリリーを見てるのかっていうのがすごく伝わってくる映像で、ものすごくかっこいいなって思いました。普通にただライブ映像を見たら「ここちょっと反省点だ」とか見つけるんですけど、川崎さんの作品を見ると「携われてよかった」って思います。だから作品として見てほしい。――「リッケンバッカー」という初期からの代表曲を今の演奏で改めて見れるっていうのもいいなと思って。海そうですね。やっぱり新体制でふたりになったからこそ、より一層自分のプレイとかメンバーのプレイを重視するようになって、だからこそワクワクして一個一個のライブが新鮮にうれしいし、新鮮に悔しいみたいなことが最近すごく積み重なっていて。そういう一回を切り取ったひとつだとは思っているんですけど。だからここが真ん中でもないし上でもないし下でもない、常に変わっていく一部だとは思っているので期間限定で出していて、ツアーではまた違うライブにどんどんなっていくだろうなあっていうワクワクはあります。たかはしこれまでは3人でしっかり決めて、ひとつのリーガルリリーというバンドを作っていたんですけど、やっぱり3人でいると誰かひとりが喋ったらそれに影響されて回答が変わってくるというか、ゲームで言ったら選択肢が3つあるってことじゃないですか。それがふたりになると今までとは別の選択肢が用意される感じがあって。また新しく本当にゼロから作っていく感じで今回のツアーを回っていきたいなと思っています。なので毎回変化が起きると思いますね。――10周年記念ツアーの初日は恒例「海の日」でCody・Lee(李)とねぐせ。との対バン企画なんですよね。従来の「cell,core」とまた違う意味合いを持ってるんでしょうか。たかはしそうですね。「ロックンロールクロー」という題名で、私は別にロックっていうのはかっこいいだけの音楽だと思ってなくて。それぞれみんなどれがロックだとかいうのはあると思うんですね。たぶんお客さんの世代とかで違うと思うんですけれど、それぞれのロックがあって、きっと何か音楽を聴いて自分の心の中に爪痕を残された人たちがいると思う。そういうものを持った人たちが集まる場所になったらいいなって思います。海タイトルの「ロックンロールクロー」、これはリーガルリリーの「17」って曲から取ったんですね。あれも17歳の頃にいろんな音楽とかいろんなものに自分たちが爪痕を残されてきた側であることを曲にしてるんですけど、今回フレッシュな人たちを集めてて、しかもみんな同じレーベルのキューンミュージックなんですけど、今度は自分たちが爪痕を残す側になってきたぞっていう気持ちも込めて、「cell,core」とはまた別の企画でできたらいいなって思い、この日は対バンにしました。――たかはしさんはCody・Lee(李)の新曲に参加されていますね。たかはし「生活」という曲にコーラスで参加させて頂きました。――まさに「生活」っていう感じの曲だなと思って聴いてたんですけど、どういうきっかけだったんですか?たかはしレコーディング本番当日、響くん(高橋響)に会って、「なんで誘ってくれたの?」って聞こうと思ったんですけど、ちょっとタイミングが見当たらず聞けなかったんですが、生活から切り離された性の部分とかも生活の一部として大切なものとして入ってるということを響くんがSNSに投稿していて。私自身も生活って改めてなんだろうって考えるきっかけになったし、私にはなかった感情とか考え方を新しく提示してくれた機会になったから、誘ってくれてありがとうございますと思っています。――対バンの時に経緯を披露していただければいいかもしれない。たかはしはい、聞いてみます(笑)。――そしてその後全国ツアーが10カ所あります。こちらは『わたしたち、はだしたち』、ワンマンツアーらしいいいタイトルですね。海そうですね。バンド結成10周年のアニバーサリーツアーっていうことで。裸と裸足っていうのは似ているようで全然違うなっていうのがあって。裸足っていうのは何か着てたとしても足が裸足だったら裸足だし。私たちリーガルリリーは10年間自分たちがかっこいいと納得できるものを大事に作り上げてきて、しっかり纏ってきたつもりなんですが、でも足の裏って一番体重がかかるじゃないですか。そういうところはちゃんとさらけ出して裸足で、痛いとか熱いとかにずっと敏感であり続けながら、それでもちゃんと地に足つけて一歩一歩進んで行きたい、10周年でもまだ進みたい!っていう気持ちがとにかくあるので。『わたしたち、はだしたち』というタイトルで全国ツアー回れるのはすごくいいなって我ながら思ってますね。たかはし「生きるために鈍感にして行かなきゃいけない部分」ってあると思うんですけど、「敏感なままのほうが見える世界は絶対に楽しい」という願いも込めています。――最後に制作中のニューアルバムはどんな段階ですか?たかはしいまそうですね…えーと。海7割ぐらい?たかはし録り終えて。もうすぐ完成するっていう感じですね。アルバムのための新曲もたくさん入ってます。海今までのリーガルリリーみたいなものも引き継ぎつつ、新しい挑戦もあるので本当に楽しみにしててほしいなあと思います。たかはし早く聴いていただきたいです(笑)。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<ライブ情報>リーガルリリー 10th Anniversary TOUR 2024 〜海の日〜“ロックンロールクロー” supported by Ki/oon Music7月5日(金) Zepp DiverCity (TOKYO)OPEN17:30 / START18:30出演:リーガルリリー / Cody・Lee (李) / ねぐせ。料金:スタンディング前売5,000円、2F指定席 5,500円リーガルリリー 10th Anniversary TOUR 2024“わたしたち、はだしたち”7月20日(土) GORILLA HALL OSAKA7月21日(日) 名古屋BOTTOM LINE8月31日(土) 高松DIME9月7日(土) 札幌cube garden9月14日(土) 広島CLUB QUATTRO9月15日(日) 福岡DRUM Be-19月21日(土) 仙台darwin9月22日(日) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE9月28日(土) 金沢AZ9月29日(日) 京都磔磔料金:スタンディング前売5,000円チケット情報:()公式サイト:
2024年06月01日フラワーカンパニーズの新たな対バン企画が発表された。結成35年を迎え今対峙するのは、これまで何度も対バンし、ライブシーンを共に盛り上げてきた百戦錬磨のライブの匠たち。3カ月にわたり濃厚な対バンカードが勢揃いする。先に発表されたフラカン主催『シリーズ・人間の爆発』(佐賀、宮崎)でのサニーデイ・サービス、『DRAGON DELUXE』(名古屋)でのTHE COLLECTORSとの対バンに加え、四星球との『フラカンと四星球』(滋賀、高知)、ピーズとの『ヨサホイツアー2024』(小倉、広島)、怒髪天との『ジャンピング乾杯ツアー2024特別編』(東京)、SCOOBIE DOとの『フラカンとスクービー』(札幌、旭川)の4つが新たに決定した。対バン企画は今後も追加される予定だ。対バンアーティスト写真<ライブ情報>フラワーカンパニーズ × 四星球 カップリングツアー『フラカンと四星球』10月1日(火) 滋賀・浜大津B-FLAT開場 18:30 / 開演 19:0010月3日(木) 高知・X-pt.開場 18:30 / 開演 19:00出演:フラワーカンパニーズ、四星球チケット料金:4,500円(税込 / ドリンク代別 / 整理番号付)一般発売:7月27日(土) 10:00『ヨサホイツアー2024』10月5日(土) 福岡・小倉FUSE開場 17:00 / 開演 17:3010月6日(日) 広島・セカンドクラッチ開場 15:30 / 開演 16:00出演:ピーズ、フラワーカンパニーズチケット料金:5,000円(税込 / ドリンク代別 / 整理番号付)一般発売:7月27日(土) 10:00ドハツの日(10・20)特別公演『ジャンピング乾杯ツアー2024特別編 〜Gの一番長い日〜』10月20日(日) 東京・渋谷CLUB QUATTRO開場 15:45 / 開演 16:30出演:怒髪天、フラワーカンパニーズチケット料金:6,900円(税込 / ドリンク代別 / 整理番号付)一般発売:7月13日(土) 10:00『フラカンとスクービー』11月15日(金) 北海道・札幌cube garden開場 18:45 / 開演 19:1511月16日(土) 北海道・旭川CASINO DRIVE開場 15:30 / 開演 16:00出演:SCOOBIE DO、フラワーカンパニーズチケット料金:5,200円(税込 / ドリンク代別 / 整理番号付)一般発売日:8月24日(土) 10:00関連リンクフラワーカンパニーズ 公式サイト:サニーデイ・サービス 公式サイト:
2024年06月01日Snow Manのラウールが主演を務める映画『赤羽骨子のボディガード』のクランクアップ映像が公開された。週刊少年マガジンで2022年より連載中の丹月正光による同名コミックを、『エイプリルフールズ』『ミックス。』『変な家』などで知られる石川淳一がメガホンをとり、実写映画化した本作。とある事情から100億円の懸賞金をかけられた赤羽骨子(出口夏希)を守るため、彼女のボディガードとなった主人公・威吹荒邦(ラウール)。彼に与えられたミッションは、“彼女にバレることなく守ること”。だが、骨子のボディガードは荒邦だけではなく、同じ高校のクラスメイト全員だった……。このたび公開されたのは、物語に登場する3年4組総勢24名の充実感あふれるクランクアップ映像。ラウールは「楽しい思い出が多くて、現場は不安になることが多いんですけど、スタッフとキャストの皆さんがすごく和らげてくださり、集中して挑めたと思うので本当に感謝しています。皆さんの努力を多くの人に届けるため、ヒットさせることができるようにできることやります!」と座長として挑んだ本作への熱い思いを語った。出口は「クラスのみんなとの撮影がなくて寂しかったんですけど、完成すごく楽しみにしています!」と骨子を守るクラスメイトのアクションシーンなどへの期待を寄せ、染島澄彦役の奥平大兼は「新しい気持ちが沢山味わえたとても楽しい現場でした」と今までにない作品に携われた嬉しさを明かした。棘屋寧役の髙橋ひかるは「完成が楽しみで仕方ないです。盛り上げていきたいと思います!」、糸踏忠也役の倉悠貴は「こんなユニークな作品に入るの久しぶりだったので、楽しかったです」、日暮弥美姫役の山本千尋は「面白い個性あるキャラクターたちと一緒に過ごせてすごく楽しみな作品になりました」とそれぞれコメント。また迅来風太役の戸塚純貴が、花束を持ってきた千坂時規役の坂口涼太郎に対し、「出口さんが良かったな」と冗談を交える場面も見ることができる。さらに、本作のムビチケカード、ムビチケ前売り券(オンライン)が6月14日(金) に発売されることが決定。ムビチケカードには、荒邦の躍動感あふれる姿がデザインされている。映画『赤羽骨子のボディガード』クランクアップ映像<作品情報>映画『赤羽骨子のボディガード』8月2日(金) 公開公式サイト:丹月正光/講談社 (C)2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会
2024年06月01日昨年10月5日に没後15年を迎えた名優・緒形拳の主演作『復讐するは我にあり』『薄化粧』の配信が、プライムビデオ「プラス松竹」チャンネルにてスタートした。2作品は、緒形拳主演の松竹作品であること以外にも共通点が。それは、実際に起こった事件を題材に逃亡する犯罪者を主人公とした、いわゆる実録犯罪映画であること。それぞれ、今村昌平、五社英雄というふたりの巨匠が、自らの欲望に忠実に衝動の赴くまま生きる男の善悪への葛藤や人間臭さを、豪華キャストを交え描く。『薄化粧』 (C)1985 松竹株式会社<作品情報>『復讐するは我にあり』原作:佐木隆三(第74回直木賞受賞作)脚本:馬場当監督:今村昌平撮影:姫田真佐久音楽:池辺晋一郎出演:緒形拳/小川真由美/倍賞美津子/三國連太郎/フランキー堺/ミヤコ蝶々/白川和子/火野正平/清川虹子/菅井きん/梅津栄■ストーリー九州で、多額の現金が奪われ惨殺されたふたつの死体が発見された。容疑者として浮かび上がったのは、榎津巌という男である。しかし榎津は警察の追及をあざ笑うかのように、九州から浜松、東京で5人を殺したうえ、史上最大とも言われる重要指名手配の公開捜査をかいくぐり逃亡を続ける。時に大学教授、時に弁護士と称して、殺人、詐欺、己の欲望のままに女に明け暮れる冷血で大胆な榎津。驚くべき犯罪の才能と生命力、そして理屈も道徳をも超えた人間的魅力をみせるこの男の行く末は……。1979年/カラー/約140分(C)1979 松竹株式会社・株式会社今村プロダクション『薄化粧』原作:西村望脚本:古田求監督:五社英雄撮影:森田富士郎音楽:佐藤勝出演:緒形拳/藤真利子/浅野温子/松本伊代/浅利香津代/竹中直人/宮下順子/川谷拓三/大村崑/小林稔侍/柳沢慎吾/萩原流行/笑福亭松鶴■ストーリー四国の炭鉱町、坂根藤吉はダイナマイトで民家を爆破し、ふたりを殺害した容疑で逮捕され、真壁刑事たちの執拗な追及に遭う。留置所で隠し持っていたカミソリで自殺を図るが奇跡的に一命をとりとめる坂根。家宅捜索の結果、妻・ふくみと幼い長男・喬の殺害も発覚する。坂根は独房から穴を掘って脱獄。以後、素性を隠しながら四国から各地の飯場を転々と渡り歩く。一方で、真壁刑事は坂根の足取りを丹念に追い、逮捕に執念を燃やしていた。逃亡の果てに、坂根は薄幸の女・ちえと運命的に巡り合う……。1985年/カラー/約124分(C)1985 松竹株式会社
2024年06月01日9月28日(土)・29日(日) に長野・アルプス公園で開催される野外音楽フェス『りんご音楽祭2024』の出演アーティスト第4弾が発表された。今回第4弾として、全国各地のクラブやパーティーシーンで活躍するDJを中心としたラインナップに加え、りんご音楽祭の会場を彩るダンサーやライブペインティング、VJやレーザーなどのライティングアーティスト16組の出演が決定した。また公式サイトでは、一部アーティストの出演日程が発表されている。<イベント情報>『りんご音楽祭2024』9月28日(土)・29日(日) 長野・アルプス公園開場9:00 / 開演10:00 / 閉演20:30 / 閉場21:30※雨天決行・荒天中止■出演アーティスト第4弾ヴィーナス・カワムラユキ(渋谷花魁, OIRAN MUSIC)CALPISSSUNGACityboy from Seoul(from 韓国)SEI(bar bonobo)7eNEWきんぎんDJ817ina takayuki【Live Painting】Ochiro【Live Painting】HOLHY PAINT WORKS/Hayato Hori【Live Painting】本城葵/Aoi Honjo【Live Painting】VJ mitchel【VJ】光線クラブ【Laser】ALi(anttkc)【Lighting】熱帯配線部隊 a.k.a DJ KIM【Lighting】■出演アーティスト第3弾愛染 eyezenaryyGAGLESound’s DeliどんぐりずNeibisshammaPM KenobiMARZYMETEORMOROHARHYDA&snuc呂布カルマCOCORO【Reggae Dancer】Jasmine(Mnchr-m, A.N.D.)【Dancer】Yacheemi(餓鬼レンジャー)【Dancer】■出演アーティスト第2弾荒谷翔大安藤裕子小山田壮平(band set)奇妙礼太郎ZAZEN BOYSTAMTAM堀込泰行MONO NO AWARE■出演アーティスト第1弾大沢伸一GLIM SPANKYSPECIAL OTHERS ACOUSTICdj sleeper(りんご音楽祭/瓦RECORD)BONNIE PINKDJ MAMEZUKARHYME SOWang Dang Doodle※一部を除き、出演日は後日発表公式サイト:
2024年06月01日今月のはみだし募集テーマあなただけの夏バテ防止の裏技を教えてください。投稿は 【設定】(dpia-app://top?tab=set) ボタンを下にスクロールして「はみだしYOUとPIAに投稿する」から!締め切り:6月20日(木)皆さんからの投稿をお待ちしてます。※はみだしは毎月1日に更新されます。
2024年06月01日gelato pique(ジェラート ピケ)から、ミニーの新作アイテムが登場。Disney MINNIE MOUSE COLLECTIONが、2024年5月15日(水) から発売中です。ペットとお揃いの実用バスポンチョミニーの耳とリボンをフードにあしらったバスポンチョが登場。赤に白いポルカドットを入れたミニーのスカートをモチーフにしています。ジェラート ピケの吸水性がある素材を使用しており、利便性の高いアイテムです。ペットとお揃いを楽しめるのもポイント。同じくミニーの耳やリボン、スカートを取り入れたケープが、ドック&キャッツアイテムとして登場します。スムーズィーケープ ¥6,820ミニーとおうち時間を快適にミニーのぬいぐるみのようなクッションが登場。柔らかな素材のクッションで、厚みを少し抑えることで抱き心地の良さが特徴です。アイマスクは、ミニーの顔をデザイン。リボンや鼻を立体的にあしらっています。全面レッドで、リボンとポルカドットを取り入れたルームシューズも登場。ミニーの可愛さいっぱいのおうち時間が過ごせます。ディズニーデザインの「最新バッグ」大特集!可愛すぎるトートがこんなにいっぱい♪(画像あり)()【これ欲しい】「Wpc.×ディズニー新作傘」が機能的&良デザイン♪ 晴雨兼用の日傘などラインナップ()【まさか】こんなものまでミッキー仕様に…!? 斜め上すぎ&クオリティ高すぎなディズニーアイテムを発見!(写真あり)()
2024年06月01日特撮を全面に押し出し活動しているヒーローロックバンド・パパリガンが、10月1日(火) 名古屋CLUB QUATTROにてワンマンライブを開催する。名古屋CLUB QUATTROは、パパリガンが2024年春に改名し、再始動ライブを行ったライブハウス。前回は対バンイベントだったが、今回はワンマンライブとなる。チケットの先行抽選は、本日より6月16日(日) まで受付中だ。<ライブ情報>パパリガン ワンマンライブ『【劇場版】パパリガン 単独公演 パラダイス・ロスト 』10月1日(火) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO18:00 開場 / 19:00 開演【チケット】スタンディング:3,000円 ※整理番号付・別途ドリンク代必要■先行抽選6月1日(土) 11:00~6月16日(日) 23:59まで()パパリガン「不滅のパパリガン」MV
2024年06月01日現・帝国劇場の建て替えのための休館に伴うクロージング・ラインナップの一環で上演されている、堂本光一が作・構成・演出・主演するオリジナルミュージカル『Endless SHOCK』は2024年5月31日、4・5月の帝国劇場公演(本編・Eternal編同時上演)の千穐楽を迎えた。この日は通常のカーテンコールに加え、さまざまなサプライズ演出が用意された特別カーテンコールが行われた。『Endless SHOCK』千穐楽(Eternal編)カーテンコールよりまず堂本が「季節の移り変わりを感じながらみんなと過ごした今回のSHOCK、無事千穐楽を迎えることができました。2000年から始まったSHOCKは2024年で幕を下ろすことになりました。支えてくださったすべての方に心から感謝を申し上げたいと思います」と挨拶。そして舞台上に現れたくす玉を割ると、「エターナルよ永遠に」と書かれた垂れ幕と大量の白い紙吹雪が舞った。同時におよそ1,900人の観客がユリの花を振り上げて、客席も白一色になった。満員の客席からは1900本のユリの花で祝福(撮影:五月女菜穂)サプライズで登場した井上芳雄から大きなユリの花束を受け取る堂本光一(撮影:五月女菜穂)さらに、2000年に『エリザベート』のルドルフ役で帝国劇場デビューをし、堂本とも親交が深い井上芳雄が、大きなユリの花束を抱えて客席後方の扉から登場。6月20日(木)から帝国劇場で開幕する『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の稽古中の井上は「30分だけ稽古をしてすぐここに来ました」と明かしつつ、「みなさんが元気で大千穐楽を迎えられることを祈っております。光一君は同い年......(堂本の方が)学年はひとつ上なんですけど(笑)、SHOCKをやり遂げていることを本当に尊敬しています」などとコメント。『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の稽古を抜け出してきたという井上芳雄も、Eternal編千穐楽を祝福(撮影:五月女菜穂)本公演は引き続き、7・8月に大阪・梅田芸術劇場、9月に福岡・博多座、11月に現・帝国劇場最後の公演を行うが、本編のみの上演のため、Eternal編はこの日が最後の上演となった。Eternal編について堂本は「コロナ禍でどうやったらエンタメの灯火を消さずにいられるかと考えて生み出した作品。今はいろいろな規制が解除されたので、Eternalをより見応えのあるものに進化させてきました。自分としては、本編は前向きに終わっているっぽいけれど、非常に曖昧に終わる。一方で、Eternalは悲しい空気感もあるけれど、コウイチという役からするとみんなが前に進んでいるのを見届けられる作品。Eternalによってコウイチもやっと天に昇ることができると思うのですが、(今後の公演は上演されないので)コウイチは一生どこかを彷徨っている......」などと思いを語っていた。佐藤勝利「ここからの景色を光一君の横で見られて」堂本扮する主人公コウイチのライバル役を務める佐藤勝利は「僕の節目節目には帝劇があって、ここからの景色をまた見られて、しかも光一君の横で見られて、すごく感慨深い」と感極まった様子で語ると、ふぉ~ゆ~の越岡裕貴と松崎祐介は「4月5月、僕ができることはできたんじゃないか。また11月に戻ってくるので、そのときにまたよろしくお願いします」(越岡)、松崎祐介は「僕が何を言いたいか、5文字で表します。あ!り!が!と!う!」(松崎)とそれぞれコメント。『Endless SHOCK』千穐楽(Eternal編)カーテンコールより(撮影:五月女菜穂)高田翔は「僕は本編よりもEternalに愛着があって。終わっちゃうんだな」と思いを口にし、越岡、松崎同様に4・5月公演のみ出演の寺西拓人は「舞台に立つことやミュージカルの楽しさを教わった作品。最後まで走り抜けられるように祈っております」と激励。松尾龍は「正直身体がギリギリでやっていた。光一君は2000回以上やっているので、リスペクトしかない」と吐露。尾崎龍星は「SHOCKで初めてセリフのある役を演じて、みなさんのおかげで末っ子龍星という人格が生まれた。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。『Endless SHOCK』千穐楽(Eternal編)カーテンコールより(撮影:五月女菜穂)さらに、ナオキ役の石川直は「今回はラストイヤーということで、この2ヶ月間が早く過ぎたなと感じましたが、すごく楽しめました。僕は地方公演には出られないですが、また11月に頑張ります」。ヒロイン・リカ役の中村麗乃(大阪・博多公演は綺咲愛里。11月帝劇公演は綺咲とのWキャスト)は「2ヶ月間ほぼ毎日帝国劇場のステージに立たせていただけて、本当に毎日贅沢だな、素敵な時間をいただいているなと実感しながら過ごしていた」と話し、オーナー役の島田歌穂は「とにかく1回1回胸に焼き付ける思いで、感謝を込めながら大切に演じさせていただき、しっかりとバトンを(Wキャストの前田)美波里さんにお渡しできるように最後まで頑張ります」と力強いコメント。石川直(撮影:五月女菜穂)中村麗乃(撮影:五月女菜穂)島田歌穂(撮影:五月女菜穂)およそ1時間にわたる特別カーテンコール。最後に堂本は「毎日お客様に温かい拍手をしていただける。ステージに立っている仲間たちと顔を合わせることができる。支えられながら、ステージに立つことができている。(稽古期間も含め)とても本当に幸せな3ヶ月でした。ここでお別れになってしまうメンバーもいますけども、また違った場所でも会えることを期待してますし、これからずっと共にするメンバーもたくさんいますから、最後まで走り切りたいと思っております。全ての方に感謝を申し上げます。本当にどうもありがとうございました!」と締め括った。『Endless SHOCK』千穐楽(Eternal編)カーテンコールより(撮影:五月女菜穂)取材・文:五月女菜穂<公演情報>『Endless SHOCK』作・構成・演出・主演:堂本光一【東京公演】※『Endless SHOCK』『Endless SHOCK Eternal』同時上演2024年4月11日(木)~5月31日(金)※公演終了会場:帝国劇場出演:佐藤勝利越岡裕貴、松崎祐介、高田翔、寺西拓人、松尾龍、尾崎龍星、石川直、中村麗乃前田美波里・島田歌穂(Wキャスト)【大阪公演】※本編のみ2024年7月26日(金)〜8月18日(日) [全29回公演]会場:梅田芸術劇場メインホール出演:中山優馬林翔太、室龍太、高田翔、原嘉孝、松尾龍、尾崎龍星、綺崎愛理島田歌穂【福岡公演】※本編のみ2024年9月1日(日)~9月29日(日)会場:博多座出演:佐藤勝利福田悠太、辰巳雄大、室龍太、高田翔、松尾龍、尾崎龍星、綺崎愛理前田美波里【東京公演】※本編のみ2024年11月8日(金)~11月29日(金)会場:帝国劇場出演:上田竜也福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、松尾龍、尾崎龍星、石川直、綺崎愛理・中村麗乃(Wキャスト)前田美波里公式サイト
2024年06月01日peanut buttersが、新たなサポートボーカル・ばななあいすを迎えたデジタル・シングル「ヴヴヴ」を6月19日(水) に配信リリースすることが決定した。キャッチーなメロディとエッジの効いたバンドサウンドで、国内外問わず多くの音楽リスナーから反響を呼んでいるpeanut butters。2023年はスピッツ主催のイベント『豊洲サンセット』への出演、セカンド・フルアルバム『peanut butters II』がタワレコメンに選出、さらにはファイナルの東京・WWW公演を含めた初の東名阪ワンマンツアーを大盛況で終えた。「ヴヴヴ」は、ばななあいすによるハイトーンかつ芯のあるストレートな歌声と、笑みがあふれてしまうほどキャッチーなメロディ、骨太なバンドサウンドで、コンポーザー・ニシハラ独自のオルタナティブを表現した楽曲となっている。レコーディングには浪越康平(g / Panorama Panama Town)、辻怜次(b / Bentham)、大見勇人氏(ds / 砂の壁)といったメンバーが参加。プロデューサーは真部脩一(ex 相対性理論 / 集団行動)が務めている。併せて公開されたエキセントリックなタッチと独特な色使いが印象的なジャケットは、前作「不安時間」のMusic Videoも手がけているMarina Takahashi(DRAWING AND MANUAL)が担当している。<リリース情報>デジタル・シングル「ヴヴヴ」6月19日(水) 配信リリースpeanut butters「ヴヴヴ」ジャケットPre-add / Pre-saveリンク:<ライブ情報>新体制peanut butters初ワンマンライブ「500円で観れマッスル〜1drink別〜」5月18日(火) 東京・下北沢Shangri-La開場18:15 / 開演19:00新体制での初ワンマンに向けたインタビュー記事は こちら()【チケット情報】前売:500円※チケットご購入時は1ドリンク代込みの1,100円での販売となります。()公式サイト:
2024年05月31日加藤和樹が、初登場となるビルボードライブで40歳を祝うバースデー公演を開催する。第46回菊田一夫演劇賞「演劇賞」受賞に輝いた経歴を持つ“ミュージカル界の異端児”である加藤。2005年に若手の登竜門となるミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、翌年のCDデビュー以来、ドラマ・映画・舞台など俳優そして声優として活躍するほか、作品リリースや日本武道館での単独ライブ、全国ツアーなど、ソロアーティストとしても精力的な音楽活動を行っている。本公演では、デビュー当時からアニメ・ゲームでの共演が続いている声優・豊永利行、元宝塚トップスターでミュージカルのみならず共演を重ねてきた女優の朝夏まなと、ミュージカル『テニスの王子様』からの加藤をよく知る俳優・鎌苅健太の“1984年組”日替わりゲストが出演。自身の楽曲やJ-POP、そしてミュージカル楽曲を披露するスペシャルなステージを予定している。<ライブ情報>『加藤和樹 40th Birthday LIVE in Billboard Live』10月6日(日) 大阪・ビルボードライブ大阪(1日2回公演)1stステージ:開場 14:00 / 開演 15:002ndステージ:開場 17:00 / 開演 18:0010月7日(月)・8日(火) 神奈川・ビルボードライブ横浜(1日2回公演)1stステージ:開場 14:30 / 開演 15:302ndステージ:開場 17:30 / 開演 18:30【出演】加藤和樹&THE SONICS■Guest10月6日(日) 大阪公演 / 豊永利行10月7日(月) 横浜公演 / 朝夏まなと(2ndステージのみ)10月8日(火) 横浜公演 / 鎌苅健太(2ndステージのみ)【チケット】サービスエリア:11,000円~カジュアルエリア:10,500円~(1ドリンク付)※飲食代金別※席種により別途指定料が必要■Club BBL会員・法人会員先行6月17日(月) 12:00~■一般予約受付6月21日(金) 12:00~ビルボードライブ公式HP:
2024年05月31日どうも芦沢ムネトです。今回「メトロック2024」、正式名称「TOKYO・OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2024(トウキョウ・オオサカ メトロポリタンロックフェスティバル2024)」の東京初日に行って参りました!今回も大阪と東京2都市で開催しておりますが、私は東京の初日(5/18@新木場・若洲公園)に行かせていただきました。以前私、エムオン(MUSIC ON! TV)でメトロックの番組(ライブ終わりのアーティストのインタビューなど)もさせてもらった事もありまして、私個人としても非常に馴染みのあるフェスです。今回はそんなメトロックの雰囲気をみなさんにイラストと共にお伝えしていきたいと思います!音楽フェスといえば地方でも増えてきて、遠出することが多いと思うんですけど、メトロックはメトロポリタンと言っているくらいですから都内で行われている音楽フェスで、場所は新木場の若洲公園!交通の便も良いですし、都内の方は時間もかからず、新宿からだと1時間ちょっとで着いたりします。なおかつ、この場所が東京ゲートブリッジや東京的な景色も見えつつも自然も沢山あるという、都心と自然の両方を感じられるという一石二鳥!そんな所もメトロックの魅力のひとつですね。あとメトロックのトレードマークと言えば風車!会場内にとてつもなくデカい風車があります。これがびっくりするくらいデカ。この風車の真ん前にWINDMILL FIELDという一番大きなステージがあってアーティスト越しに風車を見る事ができます。やばいスケールでライブを楽しむ事ができます。そしてもうひとつの魅力は3つのステージ。NEW BEAT SQUAREが一番小さくて、次に大きいのがSEASIDE PARK、そしてWINDMILL FIELDが一番大きなステージとなっています。ステージのステップアップみたいなところもこのフェスの見所なんです。もちろんどのステージでもアーティストのみなさんが素晴らしいライブを行っていますが、NEW BEAT SQUAREは割と新人のアーティストが出演する事が多いので、そこからスタートし、どんどん大きくなって次SEASIDE PARK行って、次はWINDMILL FIELD目指すぞ!という様なドラマが見れます。去年はNEW BEATだった推しのバンドが今年はWINDMILLに!!となればこちらもうれしいのです。実際に最初小さいステージから気付けば一番大きなステージに行くという事もあったので、そういったところも魅力なのかなと思います。あと最後に、3つのステージの移動がとても楽!これ大事!大きいステージから一番小さいステージ行くのも意外と近いので、体力的にもすごく行きやすいフェスなんじゃないかなと思います。【イラストライブレポ!】そして今回3つのステージの中で、気になる3バンドのライブの様子を紹介したいと思います。まずは、NEW BEAT SQUAREで行われたBillyrrom(ビリーロム)というバンドです。Billyrromはファンク、R&Bなどの良さが盛り沢山のバンドで、編成がボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムそしてもうひとりがDJ/ MPCの6人組。そして彼ら出身が東京の町田市!だから何だというお話ですが、実は私も町田出身でございまして、勝手にこう親近感といいますか、あまり町田出身のバンドって聞かないのですごくうれしい!という親近感を勝手に感じております。ライブの時間はまだ太陽が出ている時間でしたけど、ド頭に「DUNE」という曲から始まって、なんかこう、フェスのド頭っていったらキャッチーな曲でバーン!ってぶつけそうなところを重たいビートでどっしりと登場する感じがカッコ良し!ボーカルのMolくんがとても背が高くてロン毛なんですけど、ちょうど風になびかせながら、こう揺れながら余裕で歌う感じがたまらない。と同時に町田にこんなカッコいい人たちが本当にいるのかという、ちょっと疑いすらも覚えるようなカッコ良さでございました。そしてライブを観て思ったBillyrromの魅力は、グルーヴ感の凄さです。特に同じタイミングで音が「ビタッ!」と全員が止まる瞬間。その無音にビートというか、音が無いところだからこそ音を感じるんです。ここも全員の息があわなければ感じられないグルーヴかと思います。うわ!本物だな!という感じが非常にしました!あと、お客さんの盛り上がり方もすごく良い!みんなそれぞれに揺れていて、同じ動きをする人がいない。Billyrromの音楽に対してはみんな自由に踊っていて、お酒を飲みながら楽しんでいる様子がちょっと外国にいるような感覚になりました。この盛り上がり方も、このバンドだからこそだなと思いました。あと曲の繋ぎというか、流れが上手いので1曲1曲というより全体で1曲みたいな感じで気持ち良すぎてあっという間に終わってしまった感覚。音楽としては最高の気持ちよさ。Billyrrom、とてつもなく良いのでぜひとも皆さん一度ライブを体験してみてはいかがでしょうか。続いて、SEASIDE PARKのステージの『ねぐせ。』。ベース、ギターボーカル、ドラム、そしてギターの名古屋出身の4ピースバンド。僕、今回初めてライブを観させてもらいまして、とにかく可愛さとカッコ良さのブレンド。メンバー全員に愛くるしさがあって、なんかこう応援したくなっちゃうような感覚になるんですよね。彼らの魅力のひとつとして、ボーカルのりょたちくんの声。一発聞いたら惹きつけられる。僕がもし、同級生で同じクラスにいたら「お前音楽やれよ!」と勧めてしまうような声。ちょっとかすれていて、かつ伸びやかなんです。04 Limited SazabysのGENくんもそうですけど、名古屋にはこういったちょっと神がかった声の持ち主が多いんじゃないかなとか思ってしまいました。あと見た目も可愛らしいので、ズルい。ズルいぞ!りょたち!そしてその真逆なのがベースのしょうとくん。男らしくてパワフルさ抜群。今回フェスという事で前半ちょっと激しめの構成だったかもしれませんが、もう全力でやってパワフル!服もはだけちゃう野獣のようなテンション。そんな激しさのギャップも良かったですね。そしてなによりこのバンド、曲がめっちゃキャッチー!耳に歌詞がすごく残るし言葉も残るしTikTokでも有名な「ホットでグッドな音楽を~」とか「あの娘の胸に飛びこんで~」とか、なんか青春の学生っぽさもちょっと残しつつ、音楽の熱い部分も残してます。さらに僕がこのバンドで好きなのは、みんなで歌う瞬間ですね。みんなで大合唱、ハモるとかではなくみんなで一緒に歌う。4人が全員で熱唱する様、これが正に青春そのものを体現している感じがしてですね、なんかこう、いーなー!みたいな気持ちになってしまうバンドですね。特に青春真っ只中の十代にはたまんないんじゃないでしょうか。そして最後はWINDMILL FIELDで行われたSaucy Dog。僕自身、Saucy Dogとはイベント等で司会をやらせてもらったり個人的に付き合いのあるバンドなんですが、こうやって改めてレポートという形で紹介するのは初!1曲目は「いつか」という名曲ですけれども、ボーカルの石原慎也くんがこの曲の時、最初に大きく足をバーン!バーン!と踏むんです。リズムをとりながら始まるんですけど、その足を踏む音が生音で聞こえるんですよ、広い会場で。その後にバンドの音がドーン!って鳴るんで、俺、この場にいる……!っていう感じがするんですよね。目の前でバンドやってんな!っていう。そこでグッと惹きつけられます。Saucy Dogは僕が個人的に好きだっていうのもあるんですが、時々3人が向かい合って弾いたりした時が特に好きで。そこでメンバがグーっと熱を高めていって、それをこちらに届けてくれるのがすごく好きです。そしてそれを届けるうえで、大事な慎也くんの声。特に今回改めて思いましたけど、外のフェスでの声っていうのが全開放!!とにかく口を大きく開けて、遠くまで届けるあの声。風に乗ってどこまでも行ってしまうんじゃないかと思うくらいです。3人の熱を見事に解き放って、凄まじいの一言。……なのにですよ!この後にMCになると急にのほほんってなるのがSaucy Dog。こんな感じです。ザ・マイペース。それもいいです。今回の選曲としては後半に僕がすごく好きな「雷に打たれて」「夢みるスーパーマン」。サウシーの印象としてはもしかしたら「切ない曲の人たち」って印象があるかもしれないんですけど、「激しくて、明るくて、カッコいい」もあるんですよね。こんな部分もあるぞ!!と見せつけていました。そして最後は「優しさに溢れた世界で」。タイトル通りの優しい風を、風車とともに届けているような景色。サウシーのスケール感を改めて感じるライブでした!という訳でメトロック1日目の様子をお伝えしてきました。これ以外のバンドも本当にそれぞれよかったですし、魅力のあるアーティストたちが沢山出演していました!初めて聴くバンドから今話題のアーティストまで本当に幅広く楽しむ事ができるので、家族でも行って楽しいと思いますし、どのタイミングで観ても、そこから始まるドラマがあるので、そういった意味では堪能できる事が沢山あるフェスなんじゃないかなと思います。ぜひ一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか!ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★「METROCK 2024」オフィシャルフェイスタオルを3名様にプレゼント【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★ぴあ音楽WEB/アプリにて芦沢ムネト連載漫画 「ロックちゃん」() 公開中
2024年05月31日「繰り返すのではなく、積み重ねるように最高を更新したい。変わらず、尚更強く仙台という街を背負って。」力強く生まれ変わった鉄風東京が魅せたアツいステージ。ホームで仲間と作り上げた最高の祭りの時間。今年で2回目となるFLYING SON FES 2024。今回は鉄風東京がホームとして多くの熱い夜もやるせない夜も過ごしてきたライブハウス「FLYING SON」を飛び出して、数百人規模のライブハウスでは仙台市内でも最大となる会場、仙台Rensaにて大々的に開催された。このフラサンフェスは彼らが全国各地のツアー先で共演したバンドや憧れのかっこいいバンドなど、大黒(vo)自身が声をかけ実現した舞台。話題の邦ロックのバンドや実力派の面々が一堂に会するラインナップはなかなか東北の地では実現しないであろう実に興味深い組み合わせで、会場を埋め尽くした若い観客たちはイベントの開始をいまかと心待ちにしていた。SEのThe1975のSincerity Is Scaryが会場内に鳴り響き定刻通りにライブが始まる。トップバッターは35.7。小柄なたかはし(vo/g)が発するパワフルで特徴的な高音ボーカルで「うそうそほんと」が歌い出されると会場では自然とハンドクラップが起こり温かいムードで歓迎された。メンバーそれぞれもその熱気に応えるようにステージ前方まで仕切りにアピールし雰囲気を楽しむように演奏していたように映った。勢いを止めずに少しエッジの効いた楽曲「Hurtful」を続けて、真っ赤な照明を浴びながら咆哮し、かと思えばシリアスに言葉をひとつひとつ吐いて心のままに歌を届け、「スローファイヤー」でもどっしりとした重厚な演奏を聴かせ、楽曲の幅の広さを序盤から感じさせてくれた。35.7鉄風東京との共演はおよそ1年ぶりだという。「かっこいいバンドの中に混ぜてもらったんですけど、(自分たちは良い意味で)それに混ざらないように演奏して帰ります。よろしくお願いします!」と伝えると、〈最近どう?辛いことある?〉と君はなにも間違っていないと肯定するお守りみたいにやさしい歌「すももドロップ」を披露。その後も各パート毎に細かく練り込まれたコーラスワークやギターのフレーズが心地良く、ソングライティングだけではなく表現力豊かなパフォーマンスに酔いしれた。「(今日出ている)全バンドを見終わったらたぶん私は悔しいって感じると思うんです。だけど、うーん今日はかっこよくできたかも!っていう日を探して探して...そうやって自分で満足するところまでいきたいです。鬱陶しかったらこの話は無視していいけど、みんなもこれで悔いないって満足する日までがんばって過ごして、その先でまた会えたら嬉しいです。」35.7たかはしがそう伝えると観客からは大きな拍手が起き、〈またこんな日があるなら 泣き疲れたって明日を待ってみようか〉と「しあわせ」でセンチメンタルに締め括った。今回のフラサンフェスはRensaのロビーにもFRONT ACOSTIC STAGEと題した小さな舞台が用意され、メインステージで交互に演奏が行われる。こちらはドリンクカウンターの前のスペースで弾き語りやアコースティック中心のパフォーマンスとなる。鉄風東京の大黒は「今日ここは緊張しなくていい空間なんでみんな普段通りにしててください」と、くだけた様子でみんなに声をかけ、リラックスした雰囲気で自身の曲を弾き語る。暖かな今日の気候にぴったりな「スプリング」や、まだリリースされていない曲も含めバンドの曲を惜しみなく顔を赤く染めるほど力強く熱唱。最後には歌詞の歌い回しをド忘れして「あれ?ここなんだっけ?」と苦笑しながら歌唱していた場面もあったが、あせることなく目の前にいる観客たちとコミュニケーションをとりながら前言の通り良い意味で緊張感のない微笑ましい空気が流れはじめていた。続いてはConton Candy。ハナレグミの「音タイム」が流れる中ひとりひとり深くお辞儀をして登場。ステージ中央で3人が円陣を組んで気合い十分。「東京から友達のお祭りを盛り上げに来ました!もっと盛り上がっていけるー?」とよく響く声で紬衣(vo/g)が意気揚々と口火を切る。人気曲「ロングスカートは靡いて」や疾走感溢れるギターロックチューン「baby blue eyes」で会場の空気をすぐに自分たちのモノに。鉄風東京とは同い年であり、ここ最近はフェスやサーキットでの共演も多い2組。「頼もしい仲間がいてくれて嬉しい気持ちでいっぱい」と彼らへの印象を語る。「今日の主人公は鉄風東京なんだろうけど、(私たちが)そうさせないくらい良いライブをして帰ります!」と意気込み、彼女らを広く世に知らしめた「ファジーネーブル」を甘酸っぱく聴かせる。Conton Candy意識せずとも巷で耳にすることも多いこの曲。その耳馴染みの良さ・キャッチーさは生で体感すると思わず納得してしまうほど。どうしてもTikTokで流行したこの曲の印象が先行するConton Candyだが、ガーリーな部分やかわいさとほろ苦さが同居した楽曲のイメージはライブを体験すると誰もがその印象を覆されるように感じた。この1年大きな舞台を数多く踏んできたことが伝わるステージングの迫力と低音の鳴りも気持ちよく、ライブバンドとしての魅力をフロアの観客たちもまじまじと感じていたようだった。「鉄風(東京)を見ているとホームがあるってめっちゃいいなって思います。そういうものを引っ提げてイベントをやったり、仲間をホームに呼んで一緒に成長していく場があるのは素直にうらやましいと思ったり。でもホームが無くても、うるさい耳鳴りを持って帰る場所、言葉が無くてもどこよりも心があったかくなれる場所であるライブハウスで育ったわたしたちも(鉄風東京と)気持ちは変わらないです。」Conton Candyそんなアツい気持ちを吐露し、「そばにいてくれてありがとうって曲!」とギターをかき鳴らして紬衣が声高に叫ぶと、楓華(b/cho)が天を指差し、彩楓(ds/cho)と共に骨太なビートを刻み「102号室」、そして「好きなものは手のひらの中」を全力で演奏。最後にはステージにへたり込み、音が鳴り止むまでギターを晴れやかな顔で弾き倒していた。3番手はyonige。シングルとしてもリリースされた「リボルバー」はシンプルなコード感とメロディーで淡々と進む曲調だが、夏の日の午後のだらっとした時間のようなものや言葉にうまく表せない心情を滲ませているようにも感じ、余計な脚色がないからこそこのバンドの楽曲の凄さをまじまじと感じさせた。その後も貫禄すら感じさせる演奏で、年明けにリリースされた最新アルバムに収録されている「Super Express」「スクールカースト」などを披露。yonige牛丸(vo/g)は「気づいてる人も多いと思うんですけど...」と声を飛ばしてしまっていて喉が本調子ではないことを告げ、それでも今日できることをきちんとやろうと思うと告白。そして鉄風東京のメンバーが会うなり開口一番に「今日"沙希"ってやりますか!?」と聞いてくれたが、なんとなくたまたまこの曲をやりたいなと久しぶりにセットリストに入れていたところだった、というエピソードも交えて、根強い支持を集めるミディアム・ナンバー「沙希」がゆっくりと鳴らされる。〈得意げにきみは言う 世界で一番安全な場所〉の歌詞に代表されるように、又吉直樹の小説『劇場』にインスパイアされたこの曲。ごっきん(b/cho)のベースプレイと立ち振る舞いは鮮やかで、サポートギターの空間系の短音が心地良く鳴る楽曲の上で丁寧に歌いあげる牛丸。観客ひとりひとりがしっとりと噛み締めるように観入ってたのが印象的だった。「きっと(お客さんは)はじめましての方が多そうなのに私たちを迎えてくれる雰囲気がとても良くて嬉しい。鉄風のお客さんがきっとそういうあたたかい人たちなんだろうな」と笑みをこぼしながら、最後の「最愛の恋人たち」まで、進化を続ける本格派でオルタナティブな音楽を惜しみなく魅せた、目が離せないステージとなった。yonige夕刻になるとロビーでのアコースティックステージのライブも熱演が続き、お酒や音楽に酔いしれた出演者や観客たちで溢れた会場内の雰囲気も賑やかに。メインステージからはw.o.d.のアグレッシヴでどでかい轟音が漏れ聴こえてきた。「おい!w.o.d.始まるぞ!早く早く!」とロビーを駆け足で進み、友人たちを煽る青年が目の前を駆けていった。"ヤバいライブを見たい"という至極真っ当な本能に突き動かされている様子を見るとこちらも心が躍る。w.o.d.のメンバーは髪型や服装も含め、ひとりひとりのキャラに華があり艶やかな出立ちで堂々たる演奏。ドラムとベースのリズムパターンが反芻し繰り返していくほどに脳が溶けていき、文字通り「楽園」へと誘われたかと思えば、初期曲である「lala」では神々しく白く光る照明に包まれながら目の前が開けたように壮大な開放感を得た。理解するよりも身体が感じるビートとリズム。興奮物質がビンビンに溢れ、曲ごとに彩り豊かに弾けるライブに様々なスパイスを感じて会場のあちこちでさらにお酒が進んだことだろう。w.o.d.「仙台...アツいっすね。みんなもやけど、物理的に暑い(笑)。」と笑いを誘いつつも、鉄風東京からのオファーにようやく応えられたことに喜びを感じていた様子。「外では祭りやってますね。めっちゃ楽しそう。みんなこっち(フラサンフェス)でいいん(笑)?でもそれ最高やと思う。それだけ音楽が好きなんやなってわかるよ。まぁおれの方がめっちゃ(音楽)好きやけどね。」とサイトウ(vo/g)が笑い、夏を感じる最新シングル「陽炎」を伸びやかなボーカルで歌い上げる。w.o.d.はバンド初期からグランジの文脈を感じる存在だが、リリースとライブを積み重ねて来た今回のライブから感じたのは初期衝動的なものは鳴りを潜め、代わりにダンスミュージックの気持ち良さとロックの持つダイナミックな要素が突き詰められていたもので、圧巻だった。w.o.d."音楽はいつだって自由でいい"と「Mayday」を奏で、〈Shall We Dance? 下手なステップで御手の鳴る方へ〉と「踊る阿呆に見る阿呆」が誘う。お世辞抜きに初見でも踊れるしロックの醍醐味と遊び心を同時に感じられるようなアクトは最後まで大きな舞台がよく似合っていた。イベントも終盤に近づき、鉄風東京とは同じ02世代のバンドとしてツアーやツーマンライブなど共演の多いルサンチマンの出番がやってきた。メンバーそれぞれの今時の若者感溢れるフレッシュさからは想像できないような生々しい感情を覗かせるオルタナティブなロックや、マスロックの影響も感じさせる緻密なフレーズが垣間見える彼らの音楽。若手ロックシーンの間でもここ数年急速に存在感を強めている。「荻窪」でライブがスタートするとオーディエンスの拳がみるみるうちに挙がり、曲中にオフボーカルになってもフロアからは一緒になって歌っている声があちこちから聞こえてきた。やはり彼らを待っていてバッチリ支持している層がいるようで頼もしい。ルサンチマン「俗生活の行方」でヒリヒリしたサウンドと歌詞を浴び、彼らの特徴的な持ち味のひとつでもあるインスト中心の「not wrong」が加速していく頃にはじわじわと静かに会場内の熱気が高まっていった。一見クールなように見えるが、その芯の部分はどんどんと熱が高まって伝染していくルサンチマンのライブは、実は赤い炎よりも高音である青い炎と似ている。バンド全体の演奏力の高さはもちろん、結った長髪を靡かせながらアグレッシヴに中野(g)が弾き倒すギターフレーズをしっかりと聴かせるような長めの尺の楽曲も多く、いくつも自分たちの軸があるようなバンドの強度がいかんなく発揮されていた。フラサンフェスへの2年連続出演への感謝をMCで述べる北(vo/g)。元々あまり(意見を)話すタイプではないことを自ら伝えながらも、「今日の出演者もそれぞれいろんなスタンスのバンドがいるけど、"どのスタンスも全部いいな"。そうお互い思えたら一番いいなと思います。そう言葉を漏らすと、リリースを控えた音源「Our Tour, Your Home」の中から新曲「アワーツアー」を披露。泣けるメロディーの中にも独特のコード進行と展開を感じる彼らの得意な唯一無二なアレンジ。自分たちのスタイルや思いは、曲に込めて伝えるという意思を改めて強く感じた。ルサンチマン勢いそのまま「ikki」をかっ飛ばし、10代の不安定な気持ちを総まとめにしたルサンチマンなりの決意表明とも言える「十九」で衝動をさらに大爆発させ、ステージを後にした。ここまでアコースティックステージでは"駅裏アーティストのみなさん"と大黒が呼ぶ、駅裏に位置するFLYING SONで共に活動し共に遊んできたイツメンのバンドマンたちが熱演を重ねていた。オクダ(ベス)、ケイタ爆発とケイウメザワ(勃発/izumi)のライブ中には大黒も野次を飛ばしたり口ギターで参加する場面もあり、注目を集める10代の後輩バンドhalogenの才能溢れるアクトには熱い眼差しが届けられていた。このステージの最後を飾るのは鉄風にとって同志とも呼べるであろうEverBrighteller。ホール内に注意を向けると、セッティング中の大黒が「みんな屈伸とか念入りにしておいてね?(長丁場だから)足疲れてるでしょ?あとさ、もしまだ元気あるぞーってヤツがいたら、おれらの代わりに(アコースティックステージでライブをしている)エバブラのこと茶化してきてよ。」と観客を和ませていたところだった。今日だって会場は大きいけどいつもと変わらないよ、と演者とお客さんの垣根を取っ払ったようなフラサンの光景を最後まで大事にしていたようだった。ロビーに戻るとEverBrightellerが最後に鉄風東京の「スプリング」を歌うという粋な演出が。歌い終わりに一言「次は鉄風東京」とメインステージを指差し、本日の主役へとバトンタッチ。この日ライブ会場を一歩出たところではこの時期の仙台の風物詩である一大イベント「青葉まつり」が行われていた。その起源は伊達政宗公の時代の仙台藩の頃。"市民がつくる市民のまつり"として親しまれ、現代に復活してからも40回の開催を数える。そんな賑やかな催しを横目に、快晴に恵まれた初夏のような温かさの杜の都にて、結成6年目のバンドが開いたいつもとは少し違うもうひとつの新しい祭りはいよいよフィナーレを迎える。新緑の新たな息吹を感じる鮮やかなグリーンに彩られた"FLYING SON FES 2024"のどでかいドロップを背に鉄風東京の4人が満を持して姿を現した。〈いつだって 僕らの心が光る場所〉〈ここがすべて 僕らのすべて〉と意思表明する、今日のイベントにも名を冠した「FLYING SON」。大黒がアルペジオをたっぷりと情感を持たせてつま弾きながら、力強く歌い始める。一面真っ赤な照明で塗り潰され、視界にはスモークが薫る。フロアからは今日一番の歓声と拍手。野太い声も甲高い声援も入り混ざっていた。鉄風東京間奏で「よろしくお願いします!!」と歯切れ良く宣言すると、フロアも神々しいほどに照明に照らされて、前へ前へと進みながらも各々好きなように掲げた拳とフロントメンバーが楽器を掲げるシルエットが会場いっぱいに影絵のように映し出される。「この最高な日、ぶっちゃけおれ、これ以外いらないっすわ!ハハハ。ワンツースリーフォー!」と大黒が楽しそうに始めたのは「いらない」。昨年リリースされたMini Album『From』収録のこの曲は、彼らなりのアンチテーゼのようなものを織り交ぜた1曲。"甘いだけの歌も嘘つきの言葉もいらない"と心の内を表明する異色でありつつも正直な歌。「みなさんお越しいただきありがとうございます!鉄風東京です!よろしくお願いします!なんか見てて思ったんですけど、もしかしたら今日ヤバいことしでかしてるかもしれないっすね。自分たちが誘わせていただいたかっこいい友達や先輩や後輩がみんな出てくれて、みなさんが(他にもたくさん仙台でイベントが被っていたが)ここを選んでくれて。超嬉しいっす!本当ありがとうございます!」序盤から感謝と喜びが溢れ、生き急ぐように早口で捲し立てる大黒。「僕の求めてることってこれのことなんで!やりたいようにやります!」「咆哮を定め」でさらに軽快にこの場の空気を引っ張っていく。やりたいことを口にしてひとつひとつ実行して歩んできた道のりを時に噛み締めるように、時にメンバー同士顔を見合わせてじゃれ合うようにこの時間を楽しんでいるようだった。「どんな悲しい歌もどんな卑屈な歌も、おれらのライブ中歌っちゃダメな曲なんてないんで。好きなように歌ってください」と告げ、彼らの存在を世に知らしめた「外灯とアパート」のイントロが美しく描き出されると、観客からはすぐに大きなレスポンス。時折合唱が起こる光景は見事だった。muku(b)は首を使って落ち着いてリズムを確認しながら静かに歌を口ずさみ、Sougo(g)はお客さんの表情や様子をじっと見つめながらも至極のフレーズをひとつひとつ決めていく。そんなふたりが振り返ると颯(ds)がアイコンタクトをとり、清々しい表情でギュッとまとめ、曲を躍動させる。「会場の熱気がすごくて夏みたいだから、いったん春にします」と、偶然今日この場所で3回目、最も歌われた曲となった「スプリング」の小気味良いリズムとグッドメロディーが爽やかな風を吹かせ、ここまでの疲れも忘れさせてくれる。気づくと何度も口ずさんでしまう不思議な魅力のある曲。鉄風東京「ここにいる人たちが仙台に住んでいるのか、どこから来てどこに住んでいるのかわからないけど、みんな同じような気持ちを感じたことがあるだろうから」と環境や暮らしが変化しがちなこの季節に合わせて、ささやかで一方的な応援の気持ちを込めた「東京」を披露。序盤のギター2本の掛け合いから心を奪われ、そのままドラマチックに曲は進んでゆく。青く照らされた空間でスポットライトを浴びた大黒が激しくも切なく大事に歌い上げていたのが印象的だった。「楽しくてしょうがないっすわ!なんか一日ずっとうろちょろしすぎて足も痛いし、イベントを作ったのは自分なのにおれが遊びに来たのか?って思うくらいに楽しい。」「なんだろうな、(自分の具合いやテンション的に)たぶん今日はおもしろいことを言おうとすると、スベってしまう空気な気がするので(笑)、伝えたいことだけちゃんと伝えますね」と仕切り直すと、このフェスの開催を決めてバンドを誘った時はメンバーが抜けてmukuとふたりだけになってしまった時だったこと。その時は"もう終わった..."とバンドに絶望していたこと。それなのにどのバンドもその状態の彼らに対して出演を快諾してくれたこと。今日ここに立って後ろを振り返ればフライングサンと書いてあって、お客さんも出演者もたくさんの大好きな人たちがここにいてくれること。それを当たり前じゃなく本当に本当に嬉しく思っていること。赤裸々に大黒が語った。「これをうまく言葉で伝えられないから、僕はMCが下手なんでしょうけど(笑)。まぁでもね、音楽で伝えられないと意味ないんで。だからこのどことなくスベりそうな予感を残したフロアを音楽で壊したいと思います。」と照れ隠しのように口にすると、その意気込みを受け取った観客はあたたかい拍手で応えていた。「あなたが好きなバンドが仙台に来る理由が鉄風東京だったら嬉しいし、あなたが仙台を好きな理由が鉄風東京だったら嬉しい。そういうバンドで居続けたい」と意思を表明して、ハイハットが4つ刻まれると息を合わせたようにジャーン!と勢いよく各パートが一斉に鳴り、「TEARS」が一層激しくかつセンチメンタルにフロアに届けられた。音楽が物質的な距離や概念を超えて届くように、僕らの感情や願いも近くても遠くにいてもどうか伝わってあなたの心が震えますように。そんな風に歌っているようにも思えた。白熱したエモーショナルな演奏は続き、「遥か鳥は大空を征く」では〈なぁ聴こえるかい 焼きついては消えない音楽よ〉と声を荒げ、フロアでも我慢できなくなった様子でクラウドサーフが起こり始める。ラストスパートの始まりの合図を告げられたようだった。鉄風東京の楽曲の中でもとびきりBPMが速く、目下最新リリースでもあるシングル「Sing Alone」が2ビートに焦燥感を乗せて疾走すると、ここまでおとなしかった観客たちも自由にはしゃいで騒いでいるのが微笑ましかった。「フラサンフェス2024、1日目ラスト!明日へ続く曲をやります。駅裏からここまで長き道のりを歩んできました!また明日、みなさん駅裏集合で。また会いましょう!」と声高に宣言し、彼らが大事にしてきた「21km」が今日一番の歓声と共にハイライトとして光り輝く。ライブ仕様のアレンジで力強いドラムがドタタドタタドン!と瞬発力高く叩かれると、それに合わせて跳躍する大黒。身体を大きく投げ出し、気持ち良さそうに天を仰いだり気持ちをぶつけようと前方へギターを身体ごと振りかぶったりしていた。でも誰も置いて行かないようなやさしい目線でフロアを見つめてもいて、そこにいたのは普段と変わらず精一杯音楽を鳴らすバンドマンでもあった。2月にメンバーの脱退と加入を経験したばかりの彼ら。一時期は目の前が真っ暗になり絶望を感じていたところから、力強く光り輝く道へとまた踏み出し始めたことへの喜びをこのステージでも爆発させているように思えた。鉄風東京曲も終盤を迎え、ベースがリズムキープするなか間奏へと入ると、おもむろに「鉄風東京のギター弾けるよー!って人いる?」と大黒が問いかける。いくつも手が上がったが、真っ先に勢い良く手を伸ばした青年をステージまで上げ、鮮やかなグリーンのジャズマスターを託すとそのままメンバーとアイコンタクトを取り、演奏は止まることなくサビへと続く。〈優しい声が僕の耳を刺して 昔の話だと割り切れないな〉彼ららしさ溢れる歌詞が観客も交えて歌われ会場いっぱいに広がると、大団円で本編は幕を閉じた。観客をステージに呼び込むこの流れも、大黒が敬愛するKOTORIの横山がかつて実際にしてくれたことにより、彼のバンド人生の中で大事なハイライトのひとつとなっているできごとがあってのことだろう。MCがあまり上手くないと自ら漏らしていたが、言葉の節々にはしっかりと信念を感じることができるし、こうやって態度や行動で常に示してきた説得力がある。鉄風東京が同世代のバンドマンはもちろん、彼らに憧れてバンドを始めた若者や近くで刺激をもらった先輩バンドなどに強く支持されるのは必然かと思わせる。まだまだ満たされ切れていない欲張りなフロアからはすぐさまアンコールの声と拍手が飛び交い、間を空けずメンバーが再登場すると「仙台をもっとおもしろくしたいって事あるごとに自分たちで言い続けて来たけど、割と実現できてるんじゃないかと今日みたいな日は思えちゃいますね。ありがとうございます!」と大黒をはじめ、メンバーみんなの表情からは手応えと感謝の気持ちを感じていた様子が伺える。「よし!時代作りますよ!僕らの時代!」とガッツポーズをしたり、ニヤッと笑って捲し立てながら〈時代は僕たちのもの〉と新しい光を探し、時には彼らの音楽が新しい光となって道を照らしてくれるような頼もしい気持ちにさせる「BORN」。そして本日2回目の「21km」を力いっぱい演奏し、"42km"という長い道のりを彼ららしく走り切った。最初から最後まで終始熱気が連鎖して渦巻いていったアツい夜はまたいつものホームグラウンド、FLYING SONへと場所を移し翌日も行われる。やりたいように自分たちの好きなことをやりながら、あなたの心の中で強い誇りとして存在できるように。仙台はかっこいいバンドがいない、つまらない街だなんて誰にも言わせないように。仙台、そして全国のバンドシーンを盛り上げる頼もしい存在としてこれからも鉄風東京は歩みを止めず走り続ける。Text:4x5chinPhoto:Takano Ryuki<公演情報>鉄風東京 presents FLYING SON FES 20242024年5月18日(土) 仙台Rensa鉄風東京セットリスト1. FLYING SON2. いらない3. 咆哮を定め4. 外灯とアパート5. スプリング6. 東京7. TEARS8. 遥か鳥は大空を征く9. Sing Alone10. 21kmEN1. BornEN2. 21km
2024年05月31日スピッツのレギュラーイベント『ロックロックこんにちは!』『ロックのほそ道』『豊洲サンセット』が、今年も9月に大阪・宮城・東京で開催されることが決定。併せて全出演者が発表された。今年で26回目となる『ロックロックこんにちは!』は、9月4日(水)・5日(木)に大阪・Zepp Namba(OSAKA)で開催。1日目には、昨年CDデビュー25周年を迎えたGOING UNDER GROUNDが5年ぶりに出演するほか、新たに発表された全国ツアーをもって47都道府県のホール公演を制覇することになるSUPER BEAVER、海外ツアーやFUJI ROCK FESTIVALにも出演経験をもつHomecomingsが初登場する。2日目は、今年のサバの日(3月8日)にメジャーデビューしたばかりの3人組ガールズバンド・サバシスター、楽曲の全てを自身で手がける気鋭のソロアーティスト・秋山黄色、そして昨年デビュー35周年を迎えたJUN SKY WALKER(S)の3組が初登場となる。続いて、宮城・仙台GIGSで9月18日(水)・19日(木) に開催される『ロックのほそ道』は今年で13回目。1日目には、結成35周年を迎え『今が旬』ツアーで全国を駆け巡るフラワーカンパニーズ、バンド初となるアジアツアーを実施し、全公演チケットが完売した羊文学、群馬生まれ群馬育ちの3ピースバンド・FOMAREが登場する。2日目は、抜群のメロディセンスで等身大の女心と恋を歌うSHISHAMO、2022年以来2回目の登場、11月からは新たな全国ツアーも控えているズーカラデル、結成20周年を迎えたTHE BAWDIESが2013年以来の登場となる。そして昨年同様、東京・豊洲PITで9月26日(水)・27日(木) に開催されるのは『豊洲サンセット 2024』。1日目は、昨年発売の作品でスピッツ「あじさい通り」をカバーした京都在住の姉妹ユニットKitri、初の日本武道館公演を終えたばかりの3ピースバンド・Chilli Beans.、そしてUNISON SQUARE GARDENのギター&ボーカル斎藤宏介と様々なアーティストのサポートベーシストを務める須藤優によるユニットXIIX、シンガーソングライターとしても活躍する田中ヤコブ(v/g)を中心に2013年に結成された4人組ロックバンド・家主の4組が初登場。2日目には、サンセット常連で永遠の“オープニングアクト”を務めるモッズバンドThe Collectors、andymori解散後、バンド「AL」やソロ活動を行う福岡出身のシンガーソングライター小山田壮平、SUPER BEAVER、さらに令和を代表する気鋭のアーティスト・離婚伝説が出演。The Collectors以外の3組が初登場となる。なおスピッツは全公演に出演する。<イベント情報>ロックロックこんにちは!Ver.26 -tsumu-9月4日(水)・5日(木) 大阪・Zepp Namba(OSAKA)開場17:15 / 開演18:00『ロックロックこんにちは!Ver.26 -tsumu-』告知画像【出演】※50音順9月4日(水):GOING UNDER GROUND / SUPER BEAVER / スピッツ / Homecomings9月5日(木):秋山黄色 / サバシスター / JUN SKY WALKER(S) / スピッツナビゲーター:FM802 DJ 加藤真樹子 / FM802 DJ 中島ヒロト【チケット情報】1F スタンディング:7,900円(税込)2F指定席:7,900円(税込)特設サイト:ロックのほそ道20249月18日(水)・19日(木) 宮城・仙台GIGS開場17:15 / 開演18:00『ロックのほそ道2024』告知画像【出演】※50音順9月18日(水):スピッツ / 羊文学 / FOMARE / フラワーカンパニーズ9月19日(木):THE BAWDIES / SHISHAMO / ズーカラデル / スピッツ【チケット情報】1F スタンディング:7,150円(税込)2F指定席:7,150円(税込)2F後方スタンディング:7,150円(税込)特設サイト: × VINTAGE ROCK std. presents豊洲サンセット20249月26日(木)・27日(金) 東京・豊洲PIT開場17:00 / 開演18:00Spitz × VINTAGE ROCK std. presents『豊洲サンセット2024』告知画像【出演】※50音順9月26日(木):Kitri / スピッツ / Chilli Beans. / XIIX / 家主9月27日(金):小山田壮平 / THE COLLECTORS / SUPER BEAVER / スピッツ / 離婚伝説【チケット情報】オールスタンディング 前売:6,500円(税込)特設サイト:スピッツ 公式サイト:
2024年05月31日チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』が6月7日(金)から9日(日)まで、世田谷パブリックシアターにて上演される。舞台には人が登場するのが当たり前だし、人が動くことこそが作品を動かす。それは舞台の前提のようなもので、多くの人は改めて認識したことさえないのではないか。その部分をひっくり返そうとしているのが『消しゴム山』だ。『消しゴム山』2021年東京公演より(撮影:高野ユリカ)『消しゴム山』2021年東京公演より(撮影:高野ユリカ)2019年の初演以降、ニューヨーク、東京、ウィーン、パリでの上演を経て、今回3年ぶりの再演となる本作。この作品が作られることになったそもそものきっかけは、2017年に岡田利規が岩手県、陸前高田を訪れたこと。2011年の東日本大震災で津波の甚大な被害を受けたこの地域で、二度と被害に遭わないよう行われたのは、地面の高さを12メートル上げる工事だった。陸前高田の造成工事の様子これを目の当たりにした岡田は、「人間的尺度」を疑う作品に取り組む。そこで声をかけたのが、彫刻の概念を拡張する美術家・金氏徹平。岡田と金氏とは、2011年『家電のように解り合えない』でコラボレーションを行って以降、たびたび一緒に作品に取り組んできた。しかし、中でも「人とモノや道具が並列で舞台に存在し、演じる」という『消しゴム山』は、金氏とのコラボレーションの意義がこれまで以上に深いものになっている。岡田利規(©︎宇壽山貴久子)金氏徹平舞台上には実際、数え切れないものが並ぶが、それはセットでも背景でもない。あくまでもこの作品においては、俳優たちと同等の存在だ。俳優たちがモノを使いながら、自分たちも動きながら、さまざまなモノとのエピソードを語っていく。これまでになかった概念の作品を過去最大の規模で上演するにあたり、全公演で開演前に作品解説会を開催。また、視覚障害をもつ人や子どもなどに対して観劇中に舞台上で何が起きているかを同行者が耳元で解説することを受け入れる「上演中ウィスパリング歓迎の回」、静かに座っていなくてもいい「鑑賞マナーハードル低めの回」など、さまざまなかたちで作品を開いているのも魅力的だ。文:釣木文恵<公演情報>チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』作・演出:岡田利規セノグラフィー:金氏徹平出演:青柳いづみ / 安藤真理 / 板橋優里 / 原田拓哉 / 矢澤誠 / 米川幸リオン2024年6月7日(金)~6月9日(日)会場:東京・世田谷パブリックシアター※全公演、会場15分前より劇場ロビーにて作品解説あり※6/8(土)13:00公演は上演中ウィスパリング歓迎※6/9(日)13:00公演は鑑賞マナーハードル低めの回※6/8(土)18:00公演終了後、アフタートークあり公式サイト:
2024年05月31日昨年11月に、装いと名称を新たにオープンした「皇居三の丸尚蔵館」の開館記念展『皇室のみやび―受け継ぐ美―』の第4期が5月21日(火) より開幕した。「三の丸尚蔵館の名品」をテーマに6月23日(日) まで開催される。1993年に開館した三の丸尚蔵館は、昨年11月に新しい国立博物館として「皇居三の丸尚蔵館」と名前をあらため新しいスタートを切った。同展は開館記念展として8ヶ月4期にわけて開催される大規模な展覧会。フィナーレとなる今期は「三の丸尚蔵館の名品」をテーマにした日本美術の名品が並ぶ。展覧会 エントランス2室を使って展示される作品はすべて同館の収蔵品。なお《春日権現験記絵》や《動植綵絵》は第1期でも展示されていた作品だが、今期は異なる巻、幅を展示している。最初の部屋に並ぶ国宝 高階隆兼の《春日権現験記絵》は、藤原氏の氏神を祀る、奈良県の春日大社の創建や霊験を語る絵巻。春日大社の建設現場の様子がいきいきと描かれているだけでなく、当時の建設技術が仔細に描かれている。国宝 高階隆兼《春日権現験記絵》巻一(部分) 鎌倉時代 延慶2年(1309)頃2021年に国宝に指定された伊藤若冲の30幅からなる花鳥画《動植綵絵》からは《諸魚図》や《蓮池遊魚図》など人気の4幅が並ぶ。《動植綵絵》は、若冲本人から京都の相国寺に寄進されたものだが、1889年に相国寺から明治天皇へ献上された。国宝 伊藤若冲《動植綵絵》左から《芙蓉双鶏図》、《蓮池遊魚図》、《諸魚図》、《老松孔雀図》 江戸時代(18世紀)国宝 伊藤若冲《動植綵絵》より《蓮池遊魚図》(部分)同展示室には、伝 藤原行成《粘葉本和漢朗詠集》や酒井抱一の《花鳥十二ヶ月図》など、平安時代や江戸時代の名品も展示されている。伝 藤原行成《粘葉本和漢朗詠集》平安時代(11世紀)酒井抱一《花鳥十二ヶ月図》江戸時代文政6年(1823)左から《十一月 芦に白鷺図》、《十月 柿に小禽図》、《三月 桜に雉子図》、《二月 菜花に雲雀図》続く展示室には同展の目玉作品と言える国宝《唐獅子図屏風》が堂々と並ぶ。国宝狩野永徳《唐獅子図屏風》(右隻)桃山時代(16世紀)国宝 狩野永徳《唐獅子図屏風》(右隻)部分桃山時代(16世紀)国宝狩野常信《唐獅子図屏風》(左隻)江戸時代(17世紀)2021年に国宝に指定された《唐獅子図屏風》は右隻を狩野永徳が桃山時代に、左隻を永徳のひ孫である狩野常信が江戸時代に描いた屏風。高さ2メートル、幅4メートルをゆうに越す屏風の大きさと、迫力ある画面に圧倒される。なお、本作はリニューアルオープン後、同館で初公開。サイズが大きいがゆえに、建て替え前の旧館では展示の機会がなかなか持てなかったという。満を持しての公開だ。このほかにも、ダイナミックでありながら緻密な作品が並ぶ。1928年の大礼奉祝に際して京都市が献上した高島屋呉服店による《閑庭鳴鶴・九重ノ庭之図刺繍屏風》は、鶴や植物などを見事な刺繍で表した華やかな屏風。並河靖之《七宝四季花鳥図花瓶》は、1900年に開催されたパリ万国博覧会に出品された、漆黒のなかに鮮やかに四季折々の花々が浮かび上がる七宝の花瓶だ。並河靖之《七宝四季花鳥図花瓶》明治32年(1899)高島屋呉服店《閑庭鳴鶴・九重ノ庭之図刺繍屏風》昭和3年(1928)高島屋呉服店《閑庭鳴鶴・九重ノ庭之図刺繍屏風》(部分)昭和3年(1928)同展は細密な描写の作品が多いので、単眼鏡を持っている場合はぜひ持参することをおすすめする。なお、現在、皇居三の丸尚蔵館は、鑑賞環境保持等のためオンラインによる日時指定制を取っている。平日の午後は比較的余裕があるそうなので、よきタイミングをみて足を運んでみよう。取材・文・撮影:浦島茂世<開催情報>皇居三の丸尚蔵館 開館記念展『皇室のみやび―受け継ぐ美―』第4期:「三の丸尚蔵館の名品」5月21日(火)〜6月23日(日)、皇居三の丸尚蔵館にて開催※日時指定制公式サイト:
2024年05月31日公開中の映画『関心領域』より、ジョナサン・グレイザー監督らが作品を解説する特別映像が公開された。本作は、イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化した作品。原題でもある『The Zone of Interest(関心領域)』とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。映画では、アウシュビッツ強制収容所と壁1枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしが描かれる。グレイザー監督は本作について「なぜ我々は学んでこなかったのか、なぜ同じ過ちを繰り返すのか。80年前に起きた出来事を描いていますが、現代と全く関係のない話を見せるつもりは全くありません」「今もアウシュビッツ収容所での出来事と同じようなことが繰り返されています。本作は決して過去の出来事ではなく、現在のことを描いているのです」と語っている。映像の前半で語られるのは撮影場所について。アウシュビッツ強制収容所所長ルドルフ・ヘス一家の物語を描くため、実際にアウシュビッツの隣で撮影を行ったというチーム。グレイザー監督は「可能な限り真実に近づくことが大切だったからアウシュビッツの隣で撮影した」とリアルを追求したと語る。アカデミー賞音響賞を獲得したサウンド・デザイナーのジョニー・バーンは、「暴力は映像では描写せずに、すべて音で表現するようにした。壁の向こう側では虐殺が行われてる。そんな空間に響き渡る音を忠実に再現するために、徹底的に調べて音作りをした」と制作の裏側を振り返る。そして話は、劇中にサーモグラフィの映像として登場する林檎を土に埋めていた謎の少女の話題に。この少女には実在のモデルがおり、アレクサンドラ・ビストロン・コロジエイジチェックという人物。アレクサンドラは監督がポーランドでリサーチを重ねている時に出会った当時90歳の女性。12歳の時に彼女はポーランドのレジスタンスの一員として、度々収容者にこっそりと食事を与えていたという。その話を聞き、監督はアレクサンドラの物語を書くことを決意(照明を使わないと決めていたため、夜でも人の形を撮影できるサーモカメラで撮影され、彼女を単なる人間ではなく“エネルギー”として描いた、ということを別のインタビューで話している)。アレクサンドラは映画の完成前に亡くなったが、アカデミー賞のスピーチでグレイザー監督は彼女に感謝の言葉を贈った。家、ピアノ、ワンピースまで、すべてアレクサンドラの私物を借りて撮影したシーンで奏でる音楽は、実際にアウシュビッツの収容者であったヨセフ・ウルフが1943年に書いた「sunbeam」という楽曲。本編では黄色い日本語字幕で歌詞が表示される。映像の最後に監督は「私たちに似た人間でも、簡単に残虐な行為に及ぶ恐ろしさを伝えている。そんな中アレクサンドラは人間にも善意が残ってると示してくれた。そんな彼女の存在に救われたような気がした」と物語の唯一の希望の光として描いたアレクサンドラの姿に、平和への願いを込めたことを明かしている。『関心領域』特別映像<作品情報>『関心領域』公開中公式サイト: Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.
2024年05月31日歴史上の人物やできごとに焦点を当て、その人々の息づかいが聞こえるかのような人間ドラマを描き出してきた劇団チョコレートケーキ。脚本を古川健、演出を日澤雄介が担当し、大正天皇を描いた『治天ノ君』で2014年に第21回読売演劇大賞選考委員特別賞、2015年には第49回紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞。2022年には戦争を描いた過去作品5作に新作を加えた6作品の連作[生き残った子孫たちへ 戦争六篇]で第30回読売演劇大賞を受賞し、ますます注目を集めている。そんな彼らが次に描くのは、歌人・斎藤茂吉。精神科医として活躍する傍ら、近代短歌の発展に大きな影響を与えた歌人として数多くの短歌を残した茂吉。時代の要請を受け、戦争を賛美する歌も多く作っていた彼は、太平洋戦争末期の1945年、故郷である山形県の金瓶に疎開。この作品では、戦争が終わっても東京に戻ることなく、疎開を延長していた時期を描く。茂吉はそこでは歌づくりをパタリとやめ、創作の苦しみや自身の衰えと向き合い、押しかけてきた子どもたちと衝突していたという。そんな老歌人がたどりつく芸術の境地とは。ここ数年、劇団チョコレートケーキは東京芸術劇場シアターイーストやシアタートラムでの上演が続いていたが、今回の公演は下北沢・駅前劇場。観客との距離が近い濃密な空間で作り上げられる、あるひとりの歌人の晩年。おそらくは茂吉たちの、そしてそれを演じる役者たちの生がぐっと迫ってくる観劇体験になることだろう。劇団チョコレートケーキ『白き山』稽古より写真:菅野佐知子劇団チョコレートケーキ『白き山』稽古より写真:菅野佐知子『白き山』は、1949年に刊行された茂吉の第16歌集のタイトル。1946年から1947年にかけて、茂吉が金瓶から同じく山形県の大石田町に移り、滞在していた時期に詠んだ歌が収められている。最高傑作とも言われるこの歌集が生まれるに至るまでの茂吉の苦しみを、古川と日澤がどのように描くのか、期待が募る。なお、斎藤茂吉役には村井國夫がキャスティングされていたが、体調不良により降板。緒方晋が出演する。文:釣木文恵<公演情報>『白き山』脚本:古川健(劇団チョコレートケーキ)演出:日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)出演:緒方晋(The Stone Age)柿丸美智恵浅井伸治(劇団チョコレートケーキ)岡本篤(劇団チョコレートケーキ)西尾友樹(劇団チョコレートケーキ)2024年6月6日(木)~16日(日)会場:東京・下北沢 駅前劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年05月31日『FUJI ROCK FESTIVAL』の新人アーティストの登竜門的ステージ「ROOKIE A GO-GO」が、台湾・台中市で10月26日(土)・27日(日) に開催されるロックフェス『ROCK IN TAICHUNG』に登場する。『ROCK IN TAICHUNG』のROOKIE A GO-GOステージには、2023年のフジロックのROOKIE A GO-GOを彩った15組のアーティストから選ばれたÅlborg、DNA GAINZ、SPENSR、水中スピカと、台湾のアーティスト2組が出演。また2023年のROOKIE A GO-GOに出演したアーティストの中から、2024年のフジロックに出演するアーティストを決める投票企画でRED MARQUEEへの出演権を獲得した新東京が、『ROCK IN TAICHUNG』のメインステージ「ENERGY STAGE」に登場する。なお今年のフジロックは、7月26日(金) から28日(日) に新潟・苗場スキー場で開催される。チケットは現在一般発売中。<イベント情報>ROCK IN TAICHUNG 202410月26日(土)・27日(日) 台湾 台中市 文心森林公園内■10月26日(土) ROOKIE A GO-GO Stage from FUJI ROCK FESTIVAL(R) supported by Levis(R)出演:Ålborg / DNA GAINZ / SPENSR / 水中スピカ(from ROOKIE A GO-GO 2023)粗大BAND / 倒車入庫(from 台湾)and more■10月27日(日) 能量舞台(ENERGY STAGE)出演:新東京(from ROOKIE A GO-GO 2023)『ROCK IN TAICHUNG 2024』公式Instagram:<イベント情報>『FUJI ROCK FESTIVAL ’24』7月26日(金)~28日(日) 新潟・苗場スキー場チケット情報:()公式サイト:
2024年05月31日7月26日(金) から28日(日) に新潟・苗場スキー場で開催される『FUJI ROCK FESTIVAL ’24』の第7弾ラインナップ&出演ステージが発表された。ずっと真夜中でいいのに。が最終日のGREEN STAGEに、初日のGREEN STAGEにはフジロックに馴染みのミュージシャンが集結するフジロック発スペシャルバンドROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAの出演が決定。今年のパフォーマンスには、トータス松本、TOSHI-LOW、後藤正文、GLIM SPANKY、USと国内外から豪華ゲストが参加する。また、シンガーソングライターのiriが初日のWHITE STAGE、ベルギー出身、デイヴィッド・ディワーラ&ステファン・ディワーラによる兄弟DJユニット2manydjsが2日目RED MARQUEE深夜にDJ setで登場することが決定した。さらに、最終日のRED MARQUEEには、王道の系譜を引きながら、あらゆる時代のサウンドを新世代ならではのフラットなセンスでミックスした新感覚のロックンロールが話題の超新星US、チバユウスケと中村達也が主宰したジョイントライブ『WEEKEND LOVERS』が苗場に初登場。WEEKEND LOVERS 2024“with You”LOSALIOS / The Birthday(クハラカズユキ・ヒライハルキ・フジイケンジ)として、11年ぶりに最終日のRED MARQUEEに参戦する。フジロックを彩る個性豊かな名物ステージには、ソウルで結成された4人組オルタナティブ・ロック・バンドbongjeingan、真夏のデンデケデケデケが苗場食堂に、PYRAMID GARDENにはあらかじめ決められた恋人たちへ、チャラン・ポ・ランタン、さらさ他14組が発表。DAY DREAMINGにはERIMIYA、Herbalistek、NENE(ゆるふわギャング)他7組が新たに出演することが決定した。併せて、チケットの一般発売もスタート。今年は金曜18時から翌朝5時まで楽しめる「金曜ナイト券」も新たに登場。22歳以下の人は、通常の1日券よりお得なUnder 22 1日券も用意されている。そのほか、ふるさと納税の返礼品に新たなラインナップも追加。これまでの返礼品に加え、「FUJI ROCK go round」「キャンプヴィレッジ」チケットなどが追加された。<イベント情報>『FUJI ROCK FESTIVAL ’24』7月26日(金)~28日(日) 新潟・苗場スキー場チケット情報:()公式サイト:
2024年05月31日5月30日に映画『ミッシング』 公開御礼舞台挨拶が開催され、イベントに石原さとみと青木崇高が登壇。加えてふたりへのサプライズとして、失踪した娘・美羽を演じた有田麗未(7歳)が登場。撮影を終え、ほぼ1年ぶりの再会となった有田から、石原と青木へ似顔絵のプレゼントが贈呈され、石原と青木は思わず涙を浮かべた。29日までに、すでに動員約23万人を達成し絶賛の声が相次いでいる本作。「周りの方から感想などお聞きしていますか?」という司会者からの質問に石原は、「今までに無い感想量です。友達の友達とか家族の同僚とか、なんか知り合いから伝言を言い渡されたりとか、すごく反応が濃いですね!あと、同業の俳優さんだったり女優さんだったり、皆さんからとてつもない長文のメッセージを頂けてすっごい嬉しいです!」と反響の大きさに驚いている様子。石原さとみ青木にも多くのメッセージが来ているそうで、「とにかく凄い感動したということはあるんですけど、具体的なことがまだまとまってないみたいな。まだ気持ちがうまく説明できないんだけど、とにかく見られてよかったっていうメッセージが多くて、とても嬉しいですね」と笑顔で語った。そして、本作の公式サイトで展開している“感想投稿キャンペーン”に集まった「365日24時間、(子供に)つきっきりなんて無理だし、2秒目を離しただけでいなくなる。自分の命と引き換えに(失踪した子供が)見つかるものなら、すぐにでも死ねるよな親なんて。何かに当たりたいのに当たれない。狂ってしまえば楽なのに、それすらも出来ない石原さとみの抑制された演技は素晴らしかった」という感想について石原は、「自分の命よりも大切だって事がとても伝わる感想。ものすごく苦しくなりました」、青木も「この作品に向き合うっていうことは、本当に大変なことだったと思います」と石原をねぎらい、「実生活で母の喜びが凄い高まっている時に、このストーリーに向き合うっていうことが、どれだけ覚悟のいることかっていうことだったと思うんですよね。そこの覚悟に僕は本当に拍手を送りたいと思います」と最大級の賛辞を贈った。青木崇高本作は、ヨーロッパ・アジア・北米など既に5カ国の映画祭の招待を受け上映が決定。田恵輔監督はドイツのフランクフルトで開催されている『ニッポン・コネクション・フェスティバル』に参加中。そんな中「海外のお客様の反応も気になりますね?」という質問に対し、青木は、「文化や歴史は違えど、やっぱり母と子というのは普遍的なものではありますからね」と反応すると石原も、「気持ちに言語の違いなんてなんてないですからね」と共感。続けて青木は「どういうところでエモーショナルになったのかとか、(海外映画祭での)反応は是非監督から聞きたいですね」と、海外ではどう受け止められるのか興味津々の様子を見せていた。イベントも中盤に差し掛かったところで、劇中で沙織里(石原)と豊(青木)の娘・美羽を演じた有田麗未がサプライズで登場。思わぬゲストの登場に石原と青木は涙を浮かべた。有田麗未有田は、「初めまして!美羽役の有田麗未です!」と元気いっぱいに挨拶し、撮影時以来となる久しぶりの再会に「お父さんとお母さんにずっと会いたいなと思っていたから嬉しいです!」と満面の笑み。続けて撮影中の思い出を「公園で遊んだことと、待ち時間にトランプと、しりとりをやったことが楽しかったです!」と笑顔で振り返った。それに対して石原が「走り過ぎてバテてたね(笑)」とその時の青木の様子を暴露。3人揃って本気で遊んでいた微笑ましいエピソードを明かした。さらに、有田から石原と青木にプレゼントが。劇中で印象的に出てくる有田が実際に描いたお父さん、お母さんの似顔絵にちなんで、改めて有田が石原と青木それぞれに似顔絵をプレゼントした。石原の絵には、似顔絵の他にリボンや花火などカラフルに描かれており、「お母さんに髪の毛を結んでもらったことを思い出して、あと海の前で瓶の中に石を入れてカシャカシャして遊んだことが楽しかったからそれも描いて、花火をしたこともすごく楽しかったので、でっかく描きました」と説明。石原も「楽しかったね、あの時間!」と涙目で満面の笑みを浮かべていた。続いて、カメや魚、貝、カブトムシも描かれている青木の絵については、「お父さんは海(漁港)で働いているから海の絵をいっぱい描いて、カブトムシ公園で遊んだからカブトムシの絵を描きました!」と解説。青木は「そっくりじゃん!」と似顔絵を絶賛し、「たまらないですね」としみじみと絵を眺めていた。また、劇中に登場する絵は実際に有田が全て描いていて司会者から「絵を描くことは好きですか?」と質問されると、「大好きです!」と笑顔を見せた。「演技することは好きですか?」という質問には、「セリフを覚えることが好きです!だから映画をあと3回くらい見て全員のセリフを覚えようと思います!」と大人顔負けの発言が飛び出した。これに石原は「うちの子すごいです!天才です。私自分のセリフですら思い出せないですよ」と会場の笑いを誘っていた。そして青木が、劇中で美羽が見せるリップロールを有田に促し実際に披露すると、「上手くなってるわ!」と父親のような優しい眼差しを向けていた。最後の挨拶で有田は、「今日はみんな来てくれてありがとうございます。お母さんとお父さんみたいに素敵な俳優さんになれるように頑張ります!」と大きな声で宣言。青木は、「平日のお客さんの劇場の入りが、週末の日を超えているというニュースを見て、これは結構稀な現象だそうで、これはひとえに皆さんの口コミの力だと思います。『観る価値はある』という口コミが凄く嬉しいです」と鑑賞した観客への感謝を述べた。さらに、「作品の真ん中でしっかり母親として体現してくれた石原さんに本当に感謝を言いたいです」と石原への熱い感謝でメッセージを締めくくった。最後に石原は、「全キャストの本当にエネルギーが詰まった作品です。観る前より観た後の方が確実に何かが心の何かが生まれていると思います。そして、SNSの力って負の力だけでなく、前に前進していく力っていうのも本当に偉大だなと思います。これから皆さん、どうかその力を使ってぜひ温かい言葉を発信していただけたらすごく嬉しいです」と力強く語った。「映画を観た後に優しい気持ちになれる」という本作にふさわしく、笑顔が客席にも壇上にもあふれ、会場全体が温かな空気に包まれイベントは終了した。<作品情報>映画『ミッシング』公開中公式サイト:「missing」Film Partners※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記
2024年05月31日ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが主演を務める映画『Wolfs(原題)』が、邦題『ウルフズ』として9月20日(金) より日米同時公開されることが決定し、併せて予告編が公開された。本作は、ヤバい事件のもみ消し屋(=通称フィクサー)を描いた作品で、クルーニーとピットはともに製作としても参加。ひとつの事件をきっかけに同じ現場で遭遇したフィクサーふたりが、トラブルに巻き込まれ、嫌々手を組むハメに。絶対に存在を知られてはいけないふたりの予測不能な一夜を描く。予告編は、助けを乞う依頼者からの1本の電話から始まる。クルーニー演じる裏社会の暗躍者・敏腕フィクサーが依頼者のいる部屋に現れ、とある男を始末するよう頼まれる。いつものように“ヤバい事件”の後始末に取り掛かかろうとすると、軽快なノックとともにピット演じるもうひとりの敏腕フィクサーが登場。彼も同事件の依頼を受けていた。“絶対に存在を知られてはいけない”フィクサーふたりは、まさかのダブルブッキングに困惑するも、これまで一匹オオカミのように単独で行動してきたことから、互いに「奴とは組まない」と相容れない様子。渋々ふたりでターゲットの青年を始末するが、死体は生きていて逃亡。想定外のことが次々と起こり、慣れないタッグでターゲットの始末に手こずるふたり。逃げ続けるターゲットと3人で行動をしていくにつれ、得体の知れない組織の犯罪に巻き込まれていく。フランク・シナトラが歌う楽曲「マイ・ウェイ」の美しい旋律が皮肉に響きわたる中、正体不明な敵との激しい銃撃戦やカーアクション、フィクサー同士で銃を向け合うシーンなど、期待感高まるド派手なアクションが展開。また、クルーニー演じる男は尋問を得意とする慎重派なのに対し、ピット演じる男は考えるより行動派であるなど、仕事のやり方が異なることで度々衝突する一方、服装も喋り方も同じの似た者同士なところも。だが、それを指摘されると反発し合う、ふたりのコミカルな掛け合いも見どころだ。予告の後半では、お互いの正体を知ったことがバレたら殺されてしまう最悪な状況も収められ、先の展開が気になる映像となっている。映画『ウルフズ』予告<作品情報>『ウルフズ』9月20日(金) 公開公式サイト:
2024年05月31日9月にシアタートラムにて上演される舞台『球体の球体』のキャストが決定した。本作は、脚本家・演出家・俳優・造形作家など多方面で活躍し、先日第68回岸田國士戯曲賞を受賞した池田亮が、脚本・演出・美術を手掛ける最新作。池田自身がアート作品として発表したことのあるカプセルトイの「ガチャガチャ」から着想を得て、「親ガチャ・子ガチャ」といった要素を取り入れつつ、生まれたものが「選べない状況」と「環境」、「優生学」と「独裁者」についての寓話が描かれる。主演には、本作が初主演となる新原泰佑。そして共演には、ダンスパフォーマンスグループs**t kingzのメンバーで、ダンサー・振付師として活躍する小栗基裕、てんやわんやの状況で右往左往するキャラクターや複雑な気持ちを隠しもつ難解なキャラクターをチャーミングに演じ分ける前原瑞樹、さらに、盟友・三谷幸喜が絶大な信頼を寄せているベテラン相島一之が出演することが決定した。<公演情報>『球体の球体』9月14日(土)~29日(日) 東京・シアタートラム脚本・演出・美術:池田亮出演:新原泰佑小栗基裕(s**t kingz) 前原瑞樹/相島一之【チケット】全席指定:8,800円(税込)公式ホームページ:
2024年05月31日HBOオリジナルドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2』が、6月17日(月)10:00より動画配信サービス「U-NEXT」にて見放題で独占配信されることが決定した。本作は、エミー賞史上最多59賞受賞と前人未踏の記録を誇り、米テレビ業界の歴史を塗り替え続けたHBOの人気TVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前を舞台にした新シリーズ。ジョージ・R・R・マーティンの小説『炎と血』をベースに、七王国に複数の王家が台頭する以前、絶大な権力を保持していたドラゴン使い「ターガリエン家」の物語が描かれる。ヴィセーリス王の後継をめぐり分裂したターガリエン家。王女レイニラ率いる《黒装派》と、王妃アリセント率いる《翠装派》にそれぞれの評議会や兵士たちが分かれ巻き起こす、血で血を洗う激しい内戦の行方とは……?また、シーズン1に引き続き、豪華声優が出演する日本語吹替版の同時配信が新たに決定。次期国王の座をめぐり対立する、レイニラ役の早見沙織とアリセント役の坂本真綾ほか、津田健次郎、大塚明夫、井上喜久子、諏訪部順一、武内駿輔、新祐樹ら人気声優陣が集結した。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2』ティザー予告<作品情報>『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン シーズン2』6月17日(月) 10:00 第1話配信開始 ※以降毎週月曜1話ずつ配信「U-NEXT」にて見放題【スタッフ】共同企画・製作総指揮:ジョージ・R・R・マーティン共同企画・ショーランナー・製作総指揮:ライアン・コンダル製作総指揮:サラ・ヘス、 アラン・テイラー、 メリッサ・バーンスタイン、 ケヴィン・デラノイ、ロニー・ペリステア、ヴィンス・ジェラルディス原作:ジョージ・R・R・マーティン『炎と血』【キャスト】レイニラ・ターガリエン役:エマ・ダーシー(CV/早見沙織)アリセント・ハイタワー役:オリヴィア・クック(CV/坂本真綾)デイモン・ターガリエン役:マット・スミス(CV/津田健次郎)エイゴン・ターガリエンII世役:トム・グリン=カーニー(CV/武内駿輔)コアリーズ・ヴェラリオン役:スティーヴ・トゥーサント(CV/大塚明夫)レイニス・ターガリエン役:イヴ・ベスト(CV/井上喜久子)エイモンド・ターガリエン役:ユアン・ミッチェル(CV/新祐樹)クリストン・コール役:ファビアン・フランケル(CV/諏訪部順一)ミサリア役:ソノヤ・ミズノ(CV/種市桃子)オットー・ハイタワー役:リス・エヴァンス(CV/大塚芳忠)ジャセアリーズ・ヴェラリオン役:ハリー・コレット(CV/大塚剛央)ベイラ・ターガリエン役:ベサニー・アントニア(CV/櫻庭有紗)レイナ・ターガリエン役:フィービー・キャンベル(CV/のぐちゆり)ヘレイナ・ターガリエン役:フィア・サバン(CV/内田真礼)タイランド・ラニスター役:ジェファーソン・ホール(CV/遠藤大智)ラリス・ストロング役:マシュー・ニーダム(CV/武藤正史)公式ページ: Home Box Office, Inc. All rights reserved.
2024年05月31日10月6日(日) から21日(月) にかけて日本青年館ホールにて上演されるミュージカル『9 to 5』のメインビジュアルと公演詳細が発表された。本作は、数々の受賞歴を持つ音楽界のレジェンド、ドリー・パートンが手掛けたミュージカル作品。ロサンゼルスの大企業を舞台に3人の女性社員が手を組み、セクハラ・パワハラ全開の不適切な社長を懲らしめる痛快なミュージカルコメディとなっている。演出を務めるのは現在上演中のミュージカル『この世界の片隅に』ほか数々の話題作を手掛ける上田一豪。キャストには、ロサンゼルスの大企業でキャリアを築くシングルマザーのヴァイオレット役に明日海りお、グラマラスな秘書ドラリー役に平野綾、新入社員のジュディ役に宝塚歌劇団退団後今作が初舞台となる和希そら、横暴なふるまいを続けるハラスメント社長フランクリン役に別所哲也が名を連ねる。また、新たにヴァイオレットを慕う若手社員ジョー役に現在上演中のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に出演の内海啓貴や、ヴァイオレット達と敵対するロズ役に舞台『東京ローズ』やミュージカル『この世界の片隅に』などに出演の飯野めぐみなど、人気と実力を備えたキャストが出演することが決定した。<キャスト コメント>■明日海りお(ヴァイオレット・ニューステッド役)ここまでポップで楽しく、サクセスしていく作品は最近なかなかなかったので、楽しんで、軽やかな気持ちで取り組みたいと思っています。クラシカルな楽曲の公演が多かったので、久しぶりにお客様と一緒になって、盛り上がれる楽曲がたくさんあるのもうれしいです。「悲劇よりコメディの方がむずかしい」と諸先輩方から聞いておりますので、一番うまい塩梅を平野さん、和希さん、皆さんと、カンパニーの中で、いい空気の動かし方を稽古で作りながら、お洒落で、愉快で、最後はきっと痛快爽快を味わえる、とっても楽しいミュージカルにする予定です。幅広い年代の方にお楽しみいただける作品だと思います。劇場で皆様のお越しをお待ちしております!■平野綾(ドラリー・ローズ役)女性が立ち向かう『9 to 5』。どんなバトルが繰り広げられるのか、初めての3人組でどんなチームワークをお見せできるのか、いまから楽しみです。実は久々のコメディ作品なので、やっぱり私にあってるのはこういう役だという真骨頂が見せられたらうれしいなとも思っています。サントラの1曲目を聞いたときに、こんなにワクワクするイントロあるんだ!と思いました。『9 to 5』にちなんで時計の音が入っていたり、オフィスの雰囲気がそれだけで想像できるような世界観が広がっているので、早く全員で歌いあげ演じてみたいなと思っています。いままで挑戦したことのないカントリー風のソロ曲があり、振付やステージングふくめ、どうなるのかもとても楽しみです。ぜひ、みなさま劇場に足を運んでください。お待ちしております!■和希そら(ジュディ・バーンリー役)宝塚歌劇団の大先輩で、いつも心揺さぶられる舞台を見せてくださる明日海りおさん、あんなにもかわいらしい上に、パワフルで圧巻の舞台を見せてくださる平野綾さん。いままでご一緒させていただく機会のなかった皆様と、ご一緒させていただくので、どのように作品を作っていくのか、とてもワクワクしています。女性3人が結託して物語が進んでいくので、ステキなお二方とどのようなチームワークでお稽古、公演できるのか、とにかく楽しみながら頑張りたいなと思います。コメディは、あまり演じる機会が多くなかったので、そこも楽しみです。妄想場面も盛りだくさんな、ハッピーなミュージカル『9 to 5』、ぜひお越しください。■別所哲也(フランクリン・ハートJr. 役)舞台設定の80年代はまさに僕の青春、そしてバブル。トレンディ俳優時代です。すべてがキラキラと輝いていて、僕自身が俳優になると決めた時代でもあります。とにかく世界が前向きに前進していくエネルギーにあふれて、いろいろな素晴らしいミュージカルが生まれた時代です。ミュージカル『9 to 5』、パワフルな、コミカルなミュージカルに仕上がると思います。劇場でお待ちしております。<公演情報>ミュージカル『9 to 5』音楽 / 歌詞:ドリー・パートン脚本:パトリシア・レズニック原作:20世紀フォックス同名映画■出演明日海りお平野綾和希そら 内海啓貴飯野めぐみ別所哲也ひのあらた俵和也高橋里央高瀬雄史小原悠輝古田伊吹望月凜小林諒音舩山智香子コイタ奈央美友部柚里堤梨菜杉山真梨佳吉田彩美柴田実奈石井千賀ルイス魅麗セーラ飯沼帆乃佳<東京公演>10月6日(日)~21日(月) 日本青年館ホール【チケット】■昼公演S席:14,500円A席:9,500円■夜公演S席:14,000円A席:9,000円※10月6日を除く一般前売:7月27日(土) 10:00~大阪公演:10月25日(金)~28日(月) オリックス劇場福岡公演:11月1日(金)~3日(日) キャナルシティ劇場静岡公演:11月7日(木)~8日(金) 静岡市清水文化会館(マリナート)大ホール公式サイト:
2024年05月31日6月1日(土) より東京都庭園美術館で開催される『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』の貸切鑑賞会が、6月29日(土) の閉館後に行われる。『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』は、「大正浪漫」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)の生誕140年を記念した展覧会。「『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』ぴあプレミアムナイト」と題した本イベントでは、アール・デコ様式の瀟洒な本館(旧朝香宮邸)の建物が特徴的な東京都庭園美術館で開催される展覧会を、夜間に200名限定でゆっくりと鑑賞することができる。さらに、夢二デザインの柄をあしらった箱入りで、付録の「レターブック」がついた豪華図録セットのお土産や、ギャラリートークも聴講できる、その名の通りプレミアムな鑑賞会となる。チケットは現在発売中。<イベント情報>『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』ぴあプレミアムナイト日時:6月29日(土) 18:30~20:30(入館は20:00まで)会場:東京都庭園美術館【チケット情報】■料金:5,000円/「ぴあアプリ」プレミアム会員(よくばりぴあニスト)4,000円※小学生以上は同料金※「ぴあアプリ」プレミアム会員(よくばりぴあニスト):月額500円(税込)※初回1カ月無料■定員:200名受付期間:5月31日(金) 10:00~詳細は こちら()※チケットのご購入には「ぴあアプリ」のダウンロードが必要となります。※予定枚数に達し次第受付終了【内容】★展覧会鑑賞(通常1,400円)★図録セット(箱入り・付録つき/通常4,500円)・全336ページ、B6判型。・箱は「桜草」、「若草」、「青い小径」、「猫」の4種類からお好きなものをお選びいただけます。・付録は24枚の便せんが入った「レターブック」。夢二のデザインを存分に満喫できます。★ギャラリートーク講師:岡部昌幸(本展監修者:帝京大学名誉教授・群馬県立近代美術館特別館長)図録は全336ページ、B6判型。小ぶりで本棚にもぴったりおさまるサイズです。図録の箱は4種類からお選びいただけますレターブックは24枚セット。両面すべて異なるデザインで1枚ずつ切り離して使えます【注意事項】・ギャラリートークは、18:40~、19:30~の2回(各回20分)実施いたします。ご都合のよい回をご聴講ください(内容は同じです)。・ご来館時、美術館正門にてチケットの提示が必要となります。・図録セットはイベント当日、会場にてお渡しいたします(イベント当日のお渡しのみ。後日の郵送などには対応しかねます)。・イベントの時間帯、ミュージアムショップはご利用頂けます。カフェはご利用いただけません。<開催概要>『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』明治から大正、昭和にかけて、甘くセンチメンタルな「夢二式」と呼ばれる美人画で一世を風靡し、デザイナー、文筆家としても活躍した竹久夢二。生誕140年、没後90年を記念し開催される同展では、夢二の故郷にある岡山の夢二郷土美術館が2022年に新たに発見し、収蔵した油彩画《アマリリス》や、2014年にアメリカで発見された油彩画《西海岸の裸婦》などから、希少ゆえに今まで語られてこなかった夢二の油彩画の魅力を紹介。さらに、同じく近年発見された夢二の渡欧時、渡米時のスケッチや、夢二がデザインした日用品を扱う「港屋絵草紙店」のプロダクトなど約180点を展示。今なお色あせない夢二の魅力を、新たな発見や最新の研究をふまえて浮かび上がらせていく。会場:東京都庭園美術館会期:6月1日(土)~8月25日(日)公式サイト:
2024年05月31日The Birthdayが2022年に開催した『The Birthday TOUR 2022「GO WEST.YOUNGMAN」』より12月8日の東京・中野サンプラザ公演の模様が、映像(Blu-ray)、音源(レコード盤・3枚組)、映像(Blu-ray)+音源(レコード盤・3枚組)+当日のライブ写真集を封入した限定BOXの3形態で発売されることが決定した。チバユウスケにとって最後のツアーとなった『GO WEST.YOUNGMAN』は、2022年11月1日から全国12カ所で開催。今回商品化される中野サンプラザのライブは、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のオープニング主題歌「LOVE ROCKETS」を映画公開後初披露したのをはじめ、公演前日にリリースとなった『月夜の残響 ep.』収録の新曲も披露。The Birthdayの真骨頂である圧倒的ライブを堪能できる作品が、チバの誕生日である7月10日(水) にリリースされる。同時に『月夜の残響ep.』『April』のレコード盤も発売となる。また、チバと中村達也が主宰し、2002年にROSSO & LOSALIOS presentsとして始まったジョイントライブ『Weekend Lovers』が、『WEEKEND LOVERS 2024 “with You”』としてFUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVALに登場することが決定。11年ぶりの復活となる今回は、中村のソロプロジェクト・LOSALIOSとThe Birthday(クハラカズユキ、ヒライハルキ、フジイケンジ)を中心にゲストミュージシャンを迎え、“with You”をテーマにチバが残してきた楽曲を繋ぐ。なおRISING SUN ROCK FESTIVALにWEEKEND LOVERSが登場するのは、2002年以来22年ぶり2度目となる。<リリース情報>『LIVE AT NAKANO SUNPLAZA 2022"GO WEST.YOUNGMAN"』7月10日(水) リリース●通常盤Blu-ray:6,600円(税込)The Birthday『LIVE AT NAKANO SUNPLAZA 2022"GO WEST.YOUNGMAN"』通常盤Blu-rayジャケット【収録曲】1. トランペット2. COME TOGETHER3. アンチェイン4. ある朝5. BECAUSE6. 声7. スカイブルー8. LUST -チェリーの入ったリンゴ酒を見て想うこと-9. 抱きしめたい10. 24時11. DIABLO 〜HASHIKA〜12. あの娘のスーツケース13. LOVE ROCKETS14. 咆哮15. ギムレット16. ブラックバードカタルシス17. ヘッドライト18. READY STEADY GO19. ローリン●レコード盤:9,350円(税込)※重量盤3LP / 限定生産 / プレイパス(R)仕様The Birthday『LIVE AT NAKANO SUNPLAZA 2022"GO WEST.YOUNGMAN"』レコード盤ジャケット【収録曲】■SIDE A1. トランペット2. COME TOGETHER3. アンチェイン4. ある朝■SIDE B1. BECAUSE2. 声3. スカイブルー■SIDE C1. LUST -チェリーの入ったリンゴ酒を見て想うこと-2. 抱きしめたい■SIDE D1. 24時2. DIABLO 〜HASHIKA〜3. あの娘のスーツケース4. LOVE ROCKETS■SIDE E1. 咆哮2. ギムレット3. ブラックバードカタルシス■SIDE F1. ヘッドライト2. READY STEADY GO3. ローリン●限定BOX(Blu-ray+レコード盤+Photobook68P):19,800円(税込)※重量盤3LP / 限定生産 / プレイパス(R)仕様(レコード盤のみ)※ライブ映像とライブ音源、PhotobookをLPサイズボックスに収めた豪華パッケージThe Birthday『LIVE AT NAKANO SUNPLAZA 2022"GO WEST.YOUNGMAN"』限定BOXジャケット予約リンク:『April』【レコード盤】7月10日(水) リリース価格:2,750円(税込)※重量盤12inchThe Birthday『April』【レコード盤】ジャケット【収録曲】■SIDE A1. サイダー2. S.P.L■SIDE B1. I SAW THE LIGHT『月夜の残響 ep.』【レコード盤】7月10日(水) リリース価格:2,750円(税込)※重量盤12inchThe Birthday『月夜の残響 ep.』【レコード盤】ジャケット【収録曲】■SIDE A1. 咆哮2. トランペット■SIDE B1. スカイブルー2. LOVE ROCKETS<ライブ情報>『FUJI ROCK FESTIVAL’24』日程:7月28日(日)会場:新潟・苗場スキー場出演:LOSALIOS / The Birthday(クハラカズユキ , ヒライハルキ , フジイケンジ)出演ステージ:RED MARQUEE※タイムテーブルは後日発表チケット情報:()公式サイト:『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO』日程:8月17日(土) ※雨天決行・オールナイト開催会場:北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ出演:LOSALIOS / The Birthday(クハラカズユキ , ヒライハルキ , フジイケンジ)ゲスト:イマイアキノブ、斉藤和義、村越 “HARRY” 弘明(THE STREET SLIDERS)、YONCE(Suchmos / Hedigan’s) / and more※出演ステージ・タイムテーブルは後日発表チケット情報:()公式サイト: Birthday 公式サイト:
2024年05月31日視線の先にあるのは初陣のイングランド代表戦をはじめとした『リポビタンDチャレンジカップ2024』の5試合だけではない。エディー・ジョーンズHCは『ラグビーワールドカップ(RWC)2027』もしっかりと見据えていた。5月30日に発表された日本代表宮崎合宿参加メンバー35名は『RWC2023』出場組15名、大学生ふたりを含むノンキャップメンバーが12名という構成となった。さらに大学生のトレーニングメンバー(練習生)3名を宮崎合宿に帯同させるとともに、33名のバックアップメンバーも公表された。ジョーンズHCは“超速ラグビー”の実現にやる気を覗かせた。「このメンバーで宮崎キャンプに臨み、イングランド戦へ準備することを楽しみにしている。何人かの選手はケガをしているし、引退した選手もいる。『RWC2023』を経て、日本代表チームを再構築するプロセスが今日始まった。日本らしい異なるラグビーを構築するため、合宿1日目から超速ラグビーを掲げていきたい。超速ラグビーは実践するのは難しいが、イングランド戦に向けて挑戦したい」ジョーンズHCが求める選手はこうだ。「どのセレクションでもそうだが、これまでいた選手とポテンシャルのある選手の編成になる。私が望む選手はハングリー精神を待ち、常に向上したいと思っている選手。毎日1分でも無駄にしたくない、改善したいと思う選手が33名揃っていれば、私たちの『RWC』の夢は叶うと思う」指揮官はバックアップメンバーへメッセージを送った。「バックアップメンバーは日本代表としてプレーするポテンシャルがある選手。ラグビーにはケガは付き物。バックアップメンバーには日本代表でプレーできる準備をしておいてほしいというメッセージでもある」藤原忍 (C)スエイシナオヨシメンバー選出に最も悩んだポジションはSHとWTBだと明かした。「SHとWTBの層が厚いので、3名が選ぶのは難しかった。そんな中選んだのが小山(大輝)、齋藤(直人)、藤原(忍)。右のWTBはヴィリアメ・ツイドラキとジョネ・ナイカブラというパワー系を選び、左のWTBにはスピードに特徴がある選手を選んだ。(バックアップメンバーの)小野澤(謙真)も菅平合宿で良かったが、今回は選ばなかった」さらに小山と藤原のコメントを求められると。「過去2年の『リーグワン』を見て、小山は一貫性を持ってプレーしていた。パスの正確性があり、キックも使えて、ディフェンスもできる。彼にチャンスを与えるいい機会だと思った。藤原は若くスピードがあり、パスの一貫性がない時が見受けられるので向上する必要はあるが、彼は私が求めるスパークしたアタックを率いるのに適していると思う」本職をFBとする選手の不在を指摘されると、ジョーンズHCは。「山沢(拓也)について以前話したが、彼は17・18歳の時、10番でワールドクラスになるポテンシャルがあった。しかし、ケガや自分に掛けられた期待に苦しんだが、FBとして飛躍した。彼がファーストレシーバーになり、我々のアタックが始まるのは我々にとっていいオプションになると思う。今でもスキルは素晴らしい。(トレーニングメンバーの)矢崎(由高)もセンスがあり、スピードもあり、勇気もある。フィールド外でも周りとコミュニケーションを取ることに優れている」ふたりの大学生の評価は?「若いフロントローを徐々に育てたい。テストマッチで活躍するのは身体をしっかり鍛えないといけない。森山(飛翔)はタイトヘッドとしてしっかりスクラムを組めないといけない。ただ彼は天性の素晴らしいボールキャリアーでもある。佐藤(健次)は堀江(翔太)の若い時を思い出す。NO8をやっていたのでフットワークもいいし、ゲームの理解度も高い。テストマッチを戦うHOとしてはスクラムやスローイングなどのしっかりスキルを磨いていかないといけない。今後加速して育てていきたい。なぜなら4年はあっという間に過ぎるので、若い選手を加速して育てる必要がある」リーチ マイケル (C)スエイシナオヨシまたジョーンズHCは『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』決勝で見せたリーチ マイケルのパフォーマンスを絶賛した。「『リーグワン』決勝で彼は最高の選手だと証明した。影響力がある選手だと見て取れた。ボールキャリーも素晴らしく、タックルも本当に素晴らしかった。リーダーシップもファーストクラスだった。シニア選手として彼を頼ることになるし、私も頼っていきたい。日本代表が勝つために彼は重要な選手になってくると思う。リーチは自分が自分がという選手ではなく、周りの選手を助けることができる選手。『WBC』のダルビッシ有のような存在と言えるだろう。本当に日本代表にとって重要な選手」5試合のメンバー編成についてもコメントした。「勝つことを優先したい。イングランド戦でもベストの23名を選びたい。ジョージア戦、イタリア戦も一緒。その時のベストの23名を選んでいきたい。マオリ・オールブラックス戦は若い選手にもチャンスを与えることになる。我々は勝つ癖をつけたいと思っている。勝つ癖をつけるには勝ち続けるしかない。」ジョーンズHCはこれまで11戦全敗のイングランドにも勝機はあるとキッパリ。「スティーブ・ボーズウィックHCは本当に素晴らしい仕事をして、強いチームを作っている。ただイングランドがどういうラグビーをしてくるか我々は理解している。キックを多用し、セットピースで攻めてきて、南アフリカのようなディフェンスをしてくる。日本にとって本当にチャレンジングな試合になるが、暑い東京での試合なので、何が起こる変わらない」日本代表宮崎合宿参加メンバーは以下の通り。【FW:21名】岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)竹内柊平(浦安D-Rocks)3為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)三浦昌悟(トヨタヴェルブリッツ)9茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)森山飛翔(帝京大学)坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)41佐藤健次(早稲田大学)原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)5ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)11リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)84サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)2ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)8サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)3アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)7福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3山本凱(東京サントリーサンゴリアス)ティエナン・コストリー(コベルコ神戸スティーラーズ)テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/)16ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5【BK:14名】小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)19藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)37李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)11髙橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1ヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ)ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)8根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)1長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)7尾﨑泰雅(東京サントリーサンゴリアス)シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)13ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)18山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数。数字がない選手はノンキャップ。山沢拓也 (C)スエイシナオヨシトレーニングメンバー(練習生)3名は以下の通り。本橋拓馬(帝京大学)本橋尭也(帝京大学)矢崎由高(早稲田大学)バックアップメンバーは以下の通り。【FW:14名】淺岡俊亮(トヨタヴェルブリッツ)眞壁照男(東芝ブレイブルーパス東京)小鍛治悠太(東芝ブレイブルーパス東京)小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)秋山大地(トヨタヴェルブリッツ)桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)田島貫太郎(明治大学)青木恵斗(帝京大学)福田大和(帝京大学)シオネ・ブナ(静岡ブルーレヴズ)【BK:19名】飯沼蓮(浦安D-Rocks)土永旭(京都産業大学)伊藤 耕太郎(リコーブラックラムズ東京)奥村 翔(静岡ブルーレヴズ)高本幹也(東京サントリーサンゴリアス)ネタ二・ヴァカヤリア (リコーブラックラムズ東京)高本とむ (リコーブラックラムズ東京)マロ・ツイタマ (静岡ブルーレヴズ)濱野隼大(コベルコ神戸スティーラーズ)松永貫汰(コベルコ神戸スティーラーズ)山下楽平コベルコ神戸スティーラーズ)池田悠希(リコーブラックラムズ東京)サミソニ・トゥア (浦安D-Rocks)ジョニー・ファアウリ(-)ニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)チャーリー・ローレンス(トヨタヴェルブリッツ)石田一貴(三菱重工相模原ダイナボアーズ)小野澤謙真(慶應義塾大学)野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)※ファアウリは2024年5月13日付で静岡BRを退団。ジョーンズHCはPR稲垣啓太やNO8姫野和樹、SH福田健太、FB松島幸太朗らはケガのため、NO8ジャック・コーネルセンは家庭の事情で今回選出しなかったと言及した。ラグビー日本代表は6月6日(木) からの宮崎合宿を経て『リポビタンDチャレンジカップ 2024』5試合がラインナップ。日本代表×イングランド代表は6月22日(土)・国立競技場、JAPAN XV×マオリ・オールブラックスは6月29日(土)・秩父宮ラグビー場、7月6日(土)・豊田スタジアム、日本代表×ジョージア代表は7月13日(土)・ユアテックスタジアム仙台、日本代表×イタリア代表は7月21日(日)・札幌ドームにてキックオフ。イングランド代表戦とマオリAB戦のチケットは発売中、ジョージア戦とイタリア戦のチケットは6月1日(土) 先行先着プリセール、6月8日(土) 一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報()
2024年05月31日